2007年09月06日(木) |
ファッション・マガジンを読む男 |
ストーンズのドキュメンタリー映画 Shine A Light 日本での公開はずいぶん先になりそうだけど、今から楽しみ。いろんな友達を強制的に誘って何度も見に行きたいです! あーでも映画館で叫んでしまいそうだなぁ。
ルーファスの「Q」マガジンの記事がこちらにはりつけられております。 http://community.livejournal.com/rufus_fans/834599.html ソングライター特集で、REMのマイケルスタイプさんとの対談。 二人ともゲイだそうで、写真でなかよく手つないだりしてるのはなかなかキュート。 記事もなかなか普段聞かないようなことが多くて、おもしろかったです。
↓以下、インタビュー要約(長くなった
・ルーファスにとって、今の主な仕事はジュディのライブをすること。これはいわば作曲家と作詞家がいた時代のアメリカ音楽への殴り込み。あの時代の音楽はバカげた実験はなく、着実で、みんなに愛されることを目的としている。 ・マイケルにはじめて会ったのはロサンゼルスで、友達(元ホールのメリッサ)つながり。 (マイケルによる訂正:その前にサンフランシスコのルーファスのライブで会ってるそうだ。そのときルーファスが最後の曲にアクロスザユニバースを持ってきたのを、マイケルは『自分のライブを他人の曲で終わらせちゃいかん』ととがめたとか。さらに彼は1997年にルーファスのデモテープを聞いてショックを受けたことがあるらしい) ・マイケルがパンク出身でルーファスがフォークもしくはオペラ出身といっても、アメリカじゃみんなミクスカルチャーだからたいして変わらないさ。 ・マイケル曰く、「ふたりでこれから午後こもればすぐにスマッシュヒットが書けるぜ」 ・曲を書くときに大事なのは高揚感。絶対ナンバーワンだぜイエーイって信じてるとうまいことすすんで行く。 ・歌詞は曲よりもむずかしい ・ルーファスは、曲を書いてるあいだは「超天才!」て思ったり、そうかと思えば15分後には「げっ、最悪の出来だ」と思ったり、ふたつの感情が入り乱れる。曲を書き終わると開ける感情のハッチがあって、それを開けると、絶対泣いちゃう。 ・よいソングライターになるには自分のカラダの声を聞くこと ・ルーファスが14歳のときに映画で自作の曲「I'm A Runnin」を歌って賞を受賞したってはなしは有名ですが、じつはノミネートされただけで、受賞していないらしい。ほんとうに受賞したのはDaniel Lanois。 ・ベートーベンが言った言葉『心から出てきたものは心に届く』がルーファスにとってのアドバイス ・ルーファスは人と曲を共作するのは好きじゃない。他人とシェアするのが下手。「バート・バカラックが僕と共作していっしょに歌いたがってたけど、クレイジーだよ」「承諾したの?」「うん、しかたなく」 ・ルーファスは日常というより、おかしなイベントについての曲ばかり書く。そんなに変なことばかりおこる人生ってわけでもないけど、あえておかしくさせてる。「こないだのアルバムは、他の誰かとの会話みたいな内容ばっかりになった。」 ・タルサの歌い出し「朝、君とのキスはポテトチップスの味」が気になる点について。「Foolish Love」もそうだけど、歌いだしで注目されるように工夫してる。おかしな曲を作ってるからラジオでもなかなか流されないし、歌いだしで印象づけるようにアドバイスをもらった。 ・ルーファスによる、マイケルスタイプに関するいい話コーナー。昔、ダニーという名で「Danny Boy」のもとになった、ソニックユースファンでヤク中のゴージャスなイケメン(アブないなぁー)をルーファスが好きになってしまったとき、どうにか繋がりを持とうとして、コンビニへハーゲンダッツのアイスを盗みにいくのについてったそうです。そのときマイケル作曲のREM「Everybody Hurts」が流れてきて、「なんて美しい曲だ…」とめでたくその瞬間ダニーとルーファスの心はひとつになりました。おめでとう! で、それから、またアイス万引きの続きにとりかかったそうです。
おまけ:ルーファスによるマイケルスタイプベスト5 The One I Love Losing My Religion Everybody Hurts Stand Nightswimming
マイケルスタイプによるルーファスウェインライトベスト5 Foolish Love April Fools Poses California Hallelujah マイケルは息継ぎで選んだらしい。 ちょっと昔の曲中心だ。
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