* *

2007年03月06日(火) シャントンシャントン


今電車の中でななめ前くらいに座ってた三十代半ばの男性が「ここ座ってください」とかゆってなぜか席を譲ってくれたんですが…
なに?わたし見た目病人?妊婦?見るに見かねる感じ?そりゃお腹すいて多少ぐったりしてましたけどさ…なぞだぁ
まぁでも空腹で弱っていたのは確かなので助かりましたありがとう


昨晩オリンピアライブ音源を延々と聴きながら寝たら、ルーファス様が夢に出てきました。わはは。2度目です。でもしょっちゅう考えてるのに二度目ってすくない気もします。私の夢は大抵知らない人が出てくる。
ルーファスくんは変なすりばち型のコロッセオの真ん中みたいなとこにぽつんといて、私はそれを目撃して「アァーヤバいよーマジカワイイわー」と中学生男子のように悶々としたり、なぜかそのあと急に室内になって私が受付みたいな仕事をしているときにルーファスくんがやってきてジグソーパズルについて話したりしました。……こーやっていざ夢の説明をしてみるとあまりに脈絡がなさすぎて悲しい。せっかく夢なんだからもっとおいしい感じになればいいのに!


ところでところで先日わたくしが「3年くらい続いてほしい」と言っていた「重機人間ユンボル」が3年どころか3ヶ月という流星のごときスピードで終わってしまいました。まさかの10話打ち切り。え、えええ。功績のある作家にこの仕打ちなの。
相当ショックでございます。すっごくおもしろかったのに。打ち切りだから最後のほう駆け足になっちゃってたけど、じっくりやったらすごい壮大な話になってたのに。最終話がおもしろいのがまた悲しい。続いていたら泣けるエピソードになっていたんじゃないかな!という想像ができる小ネタがいろいろ仕込んであるのです。はー。ウルジャンで続いてくれないかな…。

武井作品は絵をみてるだけでも幸せです。なんというか無性に線がエロい。
おすすめはこれの19巻と20巻です。他の巻はまあいいとして、この2冊だけでも頼むから読んでみてください!と思います。
19巻の途中から突然回想シーンの番外編「恐山ル・ヴォワール」がはじまるのですが、これがなかなかすごいのです。舞台は青森・下北半島・恐山。深い雪の中を走る一両編成の大湊線、誰もいない下北駅のプラットフォーム、さびれた商店街にみやげ店、そういった古きよき日本の旅情が繊細な線で描かれていてほんとうにたまらんです。作者がこういう風景が好きで描きたくて気合い入れて描いてるんだなーという気迫が伝わってきます。
話もしみじみとせつない。こんな話をしばらく少年誌でやっていたとは信じがたい静かさです。ラストのほうなんて見開きの背景にかぶせて詩が載ってるんですよ。詩って何。それってむしろ少女漫画の手法だよね…。大島弓子とかがやるやつ。

これで武井作品は3作品連続打ち切り(…)になってしまったわけですが、また早く拝めるようになってほしいです…


桐野| HomePage