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2006年11月13日(月) 打ちひしがれた人びとに喝采を


昨日ブラジル料理屋にいきました。
http://www.copatokyo.com/
ずーっと前にも行ったことがあって、そのときもアレックス(清水時代)のサインを発見して興奮したりしてましたが、それから更にサッカー面がパワーアップしていて、ロナウジーニョが調子こいてステージで歌うプリチーな写真とかがありました。店がヴェルディ支援体制らしく、vsレイソルのいつのだよって感じの試合とかもフツーに流してたし。サッカー好きはぜひ。

そして次々と運ばれてくる食べ放題の肉を無心に貪り食っていたところ、友人曰く「なんかさっきからそこにすごいラモスみたいなひとがいる」と。私はそれまでテーブルの向きと肉に対する積極的な姿勢のせいでまったく気づかなかったんですけど、見てみたら、確かにすごいラモスみたいな人がいました。うーん。どう見てもラモスに見えるんですけど…ラモスに偶然会うなんて変だよなー…でも敢えてラモスに生き写しの人に偶然会うほうが確率は少ないのかも…
そんなことを悶々と考えつつ、友人と結局あれはナマラモス(ラモスvsナマラモスとか語感いいけどきもいな)だということになったのですが、特にテンションは上がらず。だってだってはじめて偶然遭遇するサッカー選手(?)がラモスなんてさー!友人には東京駅でギドにあったとかそーいう話もあるのに!FUKOUHEIだ!
ラモスよりパンをくわえながらの登校中に前田遼一にぶつかるとかそーいうbetaなのがいいです(また学生やんのかよ

そのあと、その隣のテーブルに明らかにサッカー選手?明らかにヴェルディ関係?みたいなナイキのマークが背中に入った緑のジャージをきた人が来たんですけど、やはりあまりテンションが上がらずでした、だって誰だかわかんないんだよJ2!

そのあと桐野さんは濃厚なブラジリアンカクテル・カイピリーニャにやられて酔っぱらい、「今が本当に21世紀かどうかを確かめなきゃいけないんだよ…!」とか発言していた覚えはあるのですが意図は不明です。どうやって確かめるつもりだったんだ私。カイピリーニャってすごいですね。



ブラックパレードがいいですよー…
http://www.theblackparade.com/
このアルバムのタイトルチューンともいえる「Welcome To The Black Parade」がほんとうによい。この曲だけは9月末からエンドレス試聴しまくってきましたがそれでもやっぱりよい。(正直なところそれがよすぎてせっかくCD買ったのに最後のほうの曲とかまだあんまり聞いてない)
「Welcome To The Black Parade」は、きょう移動中にぼんやりタコライス(好物)たべながら聞いてたらすげー泣けてきてさ…ちげーよちょっとチリソースが目に入っただけだよ泣いてねーよ涙じゃねーんだよこれはクソッ…

パンクベースだから万人に受ける曲って感じではないと思うけど、何でしょう、この魅力は。ディテールについて語るときりがないけど、この曲のあらゆるところに、どこまででも引っぱって行ってくれるような力強さ、現実が到底追いつけないような爽快感、立ち向かって行く勇敢さ、それから、brokenでbeatenでdamnedなひとたちに対する深い愛情。そんなものがぎっしり詰まってるのを感じます。人間つらいことや悲しいことがあるどこへなりとでもどこまでだろうと連れて行ってもらいたくなるものですけど、この曲きいてると本当にブラックパレードがあらわれて自分をどこかへ連れ去ってくれるんじゃないかという期待をしてしまう。ハーメルンの笛吹き男的魔力?

そもそもマイケミって外見も今じゃ垢抜けてきてるけど、基本的にいじめられっこだったっぽい人たちだと思うのよね。そこからここまで強くなった彼らが手を差しのべてきて、一緒にオレたちのパレードに加わるんだ、と歌うだなんて涙を誘う話だ。最近自殺話が多くてかなしい世の中ですけど、死ぬ前にちょっと5分でいいからこの曲聞いて彼らがどれだけ弱者の味方になってるかを感じてほしいし、いつかブラックパレードが迎えにきてくれるって信じて待っててほしいくらいだ。
人生それくらいの妄想力がないとやってけませんわ。


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