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2005年01月07日(金) ぼくはヴェネツィアングラスでワインが


ネクタイ屋をはじめて経営に大失敗し店が潰れるという初夢をみました。
あとなぜか和田信二の漫画を読んで大泣きしながら友人にページを指差して「私が言いたいのはこれだよ、これ!」と感動を伝えてちょっと引かれる夢とかもみました。
新年早々、ぼんやりと不吉。
そんな感じで、遅ればせながらあけましておめでとうございます。
そして津波の被害にあわれた方には追悼の意を。
ほんとうに酷い。酷すぎてどうも最近ニュースが直視できん。


そんなこんなで桐野さんは卒論ほっぽって正月何をしていたかというと、家族とオーストリアだとかイタリアだとかに行っておりました。もともと姉がどういうわけかオーストリアに住んでいるのでそんなに意気込んだ感じではありませんでしたけど。
というか家族旅行なので自分のしたいようにできるわけではなく、どこに行くか決める会議の時点で私が出した
「ネアポリスでギャングごっこ」
「ペテルブルグで貧乏学生ごっこ」
「クロアチアでイカ釣り」
「ギリシャで怒濤の黒像式陶器萌え」
「ミラノでキリ探訪(まぁどうせ正月はいませんけど)」

のどれもがすげなく却下、というかほぼ無視されて、すこしせつない。

まぁでも短い時間ながらヴェネツィアだのフィレンツェだのをみれてよかったです。とりあえずミケランジェロのダヴィデにははげしく萌えました。
授業なんかでやるとどうもダヴィデの下半身に目が行きがちですけど、実物を前にすると、あの手脚や顔の美しさに参ってしまいました。ちょっと試合中のアイマールっぽい、というか。
ポーズは自然で、優美にして力強く、繊細。表情にも、これから戦いに赴く不安を秘めながらもそれを乗り越えようとする決意、そして巨人を倒すのに手持ちの武器はわずかに石だけという大胆さがひしひしと感じられるわけです。サッカーでも決勝戦の前なんかに、よく選手がいつもとは違う驚くくらい美しい顔をしているときがありますけど、ダヴィデはあの緊張の瞬間を半永久の大理石に閉じ込めてるんだからすごいよなぁ。

どうでもいいけどミケランジェロの彫刻ってどれもこれも無性に触ったり絡んだりしがみついたり(実際やったら叱られるよ)したくなる。なんでだろう。

あとウフィッツィ美術館にヴィゴ・モーテンセンそっくりのキリストの絵を見つけました。別の意味で拝みたくなった。でも誰の絵だかわすれちゃったわ。


そういえばサッカーに関してずいぶん浦島太郎になってる気がするんですけど(天皇杯の結果もさっき知ったし)、室井さんが神戸に完全移籍したようで。なんていうか存在がすごく好きな選手なので寂しい。活躍期待しております。



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