すず子さんのボヤキ。
モクジカコミライ


2005年04月13日(水) 高速で

結局、車の中で何度暗誦しても、

隣ですず太郎がちゃちゃ入れてくるので、

また、そのちゃちゃがスピーチの新たなネタにも

なりそうなヤツだったりしたんで、いつまでたっても

頭の中はまとまらず・・・



「うぅ~・・・。もう、いい!

 その場で思いついたこと言う!」

と、投げ出した。




「そうそう、その方がいいよ。緊張感あって。」





・・・すず太郎は気楽なモンだよね。





「・・・で?

 昨日、突然オレが殴られた理由は話してくれない訳?」



・・・来たか。



「それはすず太郎が最初に殴ってきたからじゃん。」


「あれぇ?そうだっけ?」



・・・とぼけるなよ。



「じゃぁ、なんで泣いた訳?」



「痛かったし。」



「えぇ~っ!俺が食らったビンタのほうが

 よっぽどイタかったと思うけど。」



「だよねぇ~。そのつもりで殴ったもん。

 ・・・。

 ま、その罪悪感っつーか、何つーか・・・」





「あー。。。それでベッドに寝せてくれたんだ。」

「で、何で気づいたらすずこもベッドで寝てたわけさ?」




「だよねぇ・・・」







「・・・オイ、黙るなよ!」



「酔ってたしねぇ・・・」



「酔って乱れてフトンに潜ってくるほど飲んでなかったっしょ?」



乱れてないやい!!!



「・・・。また泣くぞ。」




「あ・・・逃げやがった。」



「うひゃひゃ。」




「まーま、今日はメデタイ日だしね、

 すずこもシアワセいっぱいもらってね、

 新しい一歩をだね、

 踏み出していかないとねぇ」





「察しがいーじゃん。・・・まぁ、そういうことですよ」




「だてにトシ食ってないからねぇ。。。オレ『』って」




「・・・ムカつく!」



「すず太郎は新しい出会いはないのぉ?」



「自分のこと棚に上げてオレに聞くわけ・・・。」


「だってさ~なかなか聞く機会もないしさ~」



そんなこともないのだが。。。

このままやられっぱなしは口惜しい。



「出会いはいっぱいあるよ~。

 でもさ、付き合うだのケッコンだの、そーゆーのは

 今考えてない」



「ふ~ん・・・。なんで?」



「仕事も忙しいし・・・、オレはね、一度は身を固めた訳だし。

 今んとこ結婚願望は、ない。」



・・・すず太郎、バツ1です。




「でもさ、仕事忙しくて、それだけで満足なの?

 ウチ帰って淋しーなーとか、ないの?」



「ないねぇ。。。商売繁盛でバリバリっすよ。

 遊ぶ友達、飲む友達は沢山いるしなぁ。


 ・・・それより、何、すずこ?

 淋しーなーとか、思うようになった?」



「前はねぇ・・・思わんかったけどねぇ・・・」


「あ~。恋しちゃったんだねぇ・・・」


「だねぇ・・・。」


しんみり。



ここでタイミングよく高速を降り、一路、式場へと向かう。


寝坊はしたものの、高速ぶっ飛ばしたおかげで遅刻もせず、

すず太郎のちゃちゃのおかげで、私のスピーチも想像以上のウケをとり、

サツキの結婚式は大満足。



2次会、3次会と続いた後、ごくごく親しい友人たちと

最後はサツキ夫妻のスイートルームで打上げを行い、

大満足の1日でした。



・・・ココロときめくような出会いはなかったけどサ。


どるふぃん |MAIL

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