TOHGA嬢の生活



赤の女王と白のナイト

2001年11月08日(木)

 将棋と、囲碁と、チェス。
 なんとなくアタシの感覚の中では同じ分類に属している。

 その三者の中で、アタシが好きなのは勿論、チェスだ。
 理由は月並みだが、「鏡の国のアリス」の影響と、ナイトの駒の美しさに惹かれた事が大きく要因している。
 加えて、アンティークが好きなのもそのひとつに挙げられるだろう。いつか、精巧なチェス版を一セット持つのがアタシの小さな夢だ。

 しかし、である。

 そんな良質のチェス版を持ったとしても、チェスが出来なければ意味がない。て、云うかただの虚栄ではないか。
 それでは、アタシの美学に大いに反する。

 と、云う事で。アタシは独学でチェスを学ぶ事にした。
 先生は一冊の本と、プレイステーションソフトのA.I、である。
 さて、その効果はというと。

「まったくダメ」

 だったりする。
 初級のレベルですら、最近まで一勝たりとも出来なかったのだ。

 例え勝てたとしても、相手の駒を全部取ってから最後のキングを追いまわす、まったくスマートでもエレガンスでもない勝ち方なのだ。

 こんなアタシなので、綺麗なチェス版で優雅にチェスを楽しむ日は、まだまだ遠い。相手もいないしね。
 そもそも、そんな日は本当に来るのか?
 甚だ疑問を感じる今日この頃だ。

 < あの時、ああしていれば…  …見る?  この時は知る術もなかった… >


TOHGA [はい、もしもし?] ここで逢ったが
人目!!