「ジェシカが駆け抜けた七年間について」 - 2004年07月24日(土) 久々に本を読む。波があって読むときは続けて何冊も読むケースが多いのだけれど、「指輪物語」を読んで以来ご無沙汰していた。それでしばらくぶりに読んだ本がこれ、ご存知『歌野晶午』さん。「葉桜の季節に君を想うということ」、「世界の終わり、あるいは始まり」を前に読んでいて、それなりに堪能した。 これは帯にも名前が出ている「葉桜〜」系の話なので、どういう風にだまされるんだろうとそれを楽しみに読み進めていった。結構注意して読んでいたのだけれど種明かしされた後でもう一度読み返したら、普通ならおかしいと思うところもさらっと通していた。ていうか、「自分気付けよ!」 まあ簡単に今回もだまされてしまったわけで、ただ「葉桜〜」での「え!」って叫んだときとは違って、「これもありか。」というような感想だった。しかしうまい。 今の一押しは『伊坂幸太郎』さんで、その次がこの人。作品の順番ではなくて作家の順番。そういえば伊坂氏の新しい本がまだ読めていないので、早く読みたい気分。 ...
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