スコヤカな時間
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以前、所属長だった人が、久しぶりに出張でやってきた。 どんどん出世して、今となっては、もう常務なんだけど。
常務には本当にお世話になって、というか、奥さんとも仲良くさせてもらって 転勤してから何年もたつけど、いまだにたまに遊びに来いーと声をかけてくれる。
お昼休みに、常務がそばに来ていろんなことを話した。
毎回話題になるのは、私が結婚しないのか?ってことなんだけど。 今回も、どうなってるんだー?と聞かれ、何にもないですよーと答えると もっと積極的にならないとだめだぞ!と、忠告されました。 積極的にと言われてもね・・・。
で、その話題になる前に もう、26か?と聞かれてびっくりした。
26って・・・私の年齢ですか?? 26なんて、もう遠い昔の話で、来月には30歳なんですよーと笑って言うと もう、そんなになるのか??とびっくりされてしまった。
たしかに、常務が転勤してから何年もたってて、時間の経過具合があいまいとはいえ 26はないでしょ???
んー、あの驚きようを見る限りでは、お世辞とか気を使って言ったとは思えないし。 なんの理由で26って思われたのかはわからないけど、 26です!といっても通用するくらいの見た目でいるってことなのかな?
とはいっても、たまに「奥さん」と呼ばれることもあるんだけどなぁ・・・。 この「奥さん」っていう風に初めて呼ばれたときは本当にびっくりした。 だって、まだ独身だし、いちおう「お姉さん」という部類に属してると思ってたのに そんな「奥さん」だなんて呼ばれると、かなり戸惑ってしまう。 と同時に、そんな風に呼ばれてもおかしくない年齢になったんだなぁと、複雑で。
今はまだ「おばさん」と呼ばれたことはないんだけど、いずれその日も来るわけで、 そう呼ばれるのは、まだ遠い先の話なのか、すぐなのかわからないけど 呼ばれたときに私はなんて思うんだろう・・・。
話はそれたので戻すけど、26じゃなくて、30なんですよと言ったら のんきに構えてないで!と激しく忠告され、そしてなぜか励まされたんだけど・・・。
んー、なんだか色んな意味で複雑でした。
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