思いつき日記
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2003年05月16日(金) Advance?

帰り際。上司に呼ばれる。
仕事でとうとう抜け出せなくなるような取引先がもらえそうな予感。
いや、私が切り開き、誰でも私でなくても上手く回転するように道しるべに
なれればいい。フフフ。苦労しそうだがやりがいも大きそうだ。

平坦な道を走ってもつまらない。
悩みがあるくらいのほうが、死恐怖症に陥らなくて済むような。

って“死恐怖症”は『天使の囀り』に出てきたのでつい、使ってみたくなったり。
しかし私の身にはなかなかならないのだろうな…



今日、家族と話をしていたのだが、大人になってしまってからの知識なんて
本当に身についているのってのはなかなか無いなんてことをしばし。
いやむしろ全く無いといっても過言ではないのかもなんて。

私が読書の大切さに気付いて社会人になってから読んできた本たちの中で
どれだけ身になっているものがあっただろう。この天子の囀りの死恐怖症しかり。

読んだその時、その時には印象に残って日記に書いたりもしているが、
本当にそれが私に心底染み込んでいるかというと、そうではないなぁ。
何回も繰り返し、記憶に刷り込んだ表現でさえ、忘れがちであったり。

いきなりテスト。島田雅彦氏『彗星の住人』の中で私が好きな人間の性格を
表す表現は何だった?

怒りを感謝に変え、悲しみをユーモアに翻訳し、退屈を楽しみに加工する

おお。思い出せた。
っていうか、他の本はどうだ。今この場で暗誦できるか?

否。悲しきかな。読み返さないことには無理だろう。あるいは日記の昔の記述を
読み返さなければ出てこないだろう。ふとした瞬間に出てくるといいのだけどな…
それもナチュラルに…

やはり若い内に出来るだけ凄みのある文章を読まなくてはダメだ。
私みたいな人間にならないためには。ここぞという時にぴりりとスパイスの効いた
事を言えるような人間になるためには。

……

コミュニケーションの難しさ。
言葉の壁って結構難しい。どちらかがへりくだらないと聞き取れないようだ。


ドン |MAILBBS

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