思いつき日記
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2002年02月20日(水) 文章を書くこと

高校時代、主に通学の電車の中で読書にかまけたが、薄い文庫本なら
行き帰りで一冊読めた。毎日の習慣ゆえ、この時期に読んだ分量はわが人生のうちでも最大だったろう。


 毎日一冊。そうかー。このくらい読まないと…

何しろ、この頃には文筆で身を立てようと考えていたので、ただ楽しみの
ために読書していたわけではない。読書は仕事だった。ただストーリーを追うだけではない。


 もう高校時代から将来の仕事を意識していたのかー。

意外な言葉の結びつきとか、作家が偏愛する用語とか、比喩の発明などを
チェックしていた。作品にはストーリー以外にも様々な仕掛けが施されて
おり、そちらの方に気を取られて、ストーリーを忘れることも多かった。


ここの部分を読んだ時、これだ!!と思った。また付和雷同しか出来ない
自分に嫌気がさしたり。この気持ちを自分の言葉で書くことができる島田氏。
純然たるリスペクトな思いですね。私は才能ある人に対して手放しで尊敬して
しまうところがある。こいつはつぶしておこうとか、嫉妬で嫌がらせをする
とかそういうのは大嫌い。あれれ話が横道に逸れた。
 
私が本を30冊以上買ってしまって…というのはまさしくこれですね。
日記を書くにあたって自分の文章は拙過ぎるのが自分でもわかっていたので、
とにかく危機感をもって読書に励んでいます。まあ、この年齢になって身に
なっているのかはいささか疑問が残るところですが。

ただ、違うところといえば、ストーリーにはまりすぎて、技術うんぬん言って
いられなくなることがしばしばあるところでしょうか。
ついつい先を読みたくなって飛ばし読みしばしば。てへ。
最近ではバトロワ、うぶめの夏…などかなぁ。

だから。
本読み強化…月間、もとい年間いや全人生において発動決定。
どうなのだろう。私の文章力は強化されているのだろうか?


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