思いつき日記
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2001年12月28日(金) いまは亡きジョンに

犬の感情なんて書いたので思い出したことでも書いておこう。

この犬が飼われるようになったのは…私が小4の頃だなー
この犬はふらっとやってきたらしい。
こういうパターンは縁起が良いらしく大歓迎で家族の一員になった。

この犬は17年生きました。ええと、犬は人間の一年で七年分だから…
享年119歳。大往生だね。

ほんとこの犬はいい犬だった。

血統…雑種だから無し
性格…愛嬌あり
   穏やか
   しかしほかの犬(オス)が来ると吠える
   絶対に噛み付いたりしない
色 …白と茶色 

この犬はお手とおかわり、お座りはできました。一応待ても。
ちょっと失敗した点なんですが、散歩をするとき小さいころから
手綱からフリーにしたものだから、散歩のとき静かに主人について歩くことは
できませんでした。

そうそう、お手の話。
この犬は上に書いた通りお手ができたのですが、特徴あるお手をしました。

私「お手!」
犬「びしばし」←もう、すごい勢いでお手をするのです。
         やる気満々なのか、はてさて投げやりなのか。
         痛いっちゅうねん。(^^;
         だから、私なんかは足でお手をしていました。
         つまり、足を出して「お手」というのです。
         他人が見ると苦笑い。(^^;

ところで、やはり人間でも、犬でもその性格は顔に表れると思います。
家の犬はいかにもお人好し…もといお犬好し。
見た目はハンサムでした。けっこうもてた。
めす犬のほうから家にやって来たこともたびたび。(うらやましい)
 
目。この犬の目は優しかった。
草食動物のように、凶暴さがない。決して弱いものをいじめたりしない。
慈愛の光を放っていました。
しかしひとたび不審な人が来たりすると、
凄腕の番犬(こんな表現無いか?)のように、吠えました。
たぶんこの犬にはだいぶ救われたのでしょう。(みんなが知らない間)
感謝しています。ホント良い犬だった。

この前、自転車で散歩コースを走ってみました。
この犬は散歩をする時は4〜5メートルは先を走ります。
で、先に行った事をいいことに私はいつも隠れたりするんですよ。そうすると、
一生懸命探すんですよね。
(まあ、賢かったのですぐ見つかってしまうわけですが…)
走っていたら思い出しちゃって…やばい、涙が、ちょちょぎれてきた。
(こんな表現無いか?)

亡くなる何年前だったかなー。この犬、フィラリア?にかかった時があって、
医者に「覚悟して下さい」と言われた時があったのです。
よくこれを切り抜けたなーと思います。すごい生命力!

ふと、写真をみてみる。
元気そうな、うちの犬が写っている。
もう戻ってはこない、楽しい日々。
2人の笑顔が眩しい。
知ってます?犬にも、笑顔、泣き顔、困惑した顔、
恥ずかしそうな顔、いろいろあるのです。

この犬に関してすまなかったことが2つ

 1…最後をみとってやれなかった。
   犬は、最後、最愛の人に見守られて死にたいらしい。
   ちなみに、ネコは、一人でひっそり死ぬらしい。
   すまない。私は情けない飼い主でした。
   第一に知ったのは私でしたが。
   まだ少し温かかった。
   一人で逝かせるなんて、うっ!涙が…

 2…私が小学生の頃でしょうか、一回だけそう一回だけだけど
   何か心に鬱積したものがあって、
   犬に八つ当たりしてしまったのです。
   ホント情けない。
 
ありがとう。そしてさようなら。
君はいつまでも私の心の中に生き続けます。
決して一緒に過してきた日々を忘れることはないだろう。
目を閉じれば、君の笑顔、声、いまでもハッキリ浮かんできます。
忘れはしない。

面白いもので、一番辛い別れのことはもう記憶の中で風化してきている。
その代わりに楽しい思い出やら、特徴、など思い出されてしまう。
生体防御反応ともいうべきものなのだろうか?


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