思いつき日記
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2001年11月11日(日) テレビ

うちのテレビはチャンネルを回すタイプだった。(18年前以前)
今のテレビみたいに形が洗練されてなく。ゴッツくて茶色で。
そうそう、回すつまみが2個ついていたなぁ。VHFとUHF。

よく、チャンネルを変える時、がちゃがちゃ、やったもので怒られた。
「そんなに手荒にしちゃテレビさんがかわいそうでしょ。」
(うそ。こんなに上品ではない)
「ダメダメ、そんなことしては。ぶっこわれるでしょ。」(真実)
もっとチャンネルあったらいいのになぁ。よく思った。
その頃私ども田舎のテレビ局はフジ+日テレ+テレ朝のような
放送局数が少なかった。(余談)
うつならい所は当然砂嵐だった。

話は変わって義姉と姪について話する機会がありまして。
ふとしたことから次のような話題になった。
「夜泣きとかするの?」
「うん。」「でもね、この前伊東家の食卓でイイのやってたんだよ。」
「ぴたっと泣き止む方法。」
「へー。どうすんの?。」
「スーパーでもらった袋あるでしょ。それを手で揉むんだよ。」
「うっそーそんなので泣き止むの?」
「それが泣き止むんだな。ビックリするくらい。」
「なーる。」
「あとね、テレビの砂嵐もイイみたい。」
どうやら、あの音がお腹にいた時の音の周波数と酷似しているらしい。

ふと、私の小さい頃を思い出した。
幼稚園に通っていた頃。小学生低学年の頃。両親は働いていた。
退屈をしのぐのは猫か、テレビ。友達と毎日遊ぶでもなく。
(まあ友達と遊ぶには遊んだけど)
何故か、砂嵐を見ているのが好きだった。
(そう、チャンネルがうつらない砂嵐のところ。)
訳分からないが、ボーっと見ていたことがあった。
落ち着くんだよねこれが。

そして今日の話を聞いて、なるほどな。と思った。
自分で、癒していたんだなぁ。寂しさを紛らしていたのだなぁ。
今日も、何気ない会話の中からふとした日記のネタがこぼれ落ちた。

ホント砂嵐って吸い込まれるようになります。
頭の中が無になる瞬間ってこういうことを言うのかなぁ。
落ち着きたい人は是非。
遠い記憶の糸を手繰り寄せ、懐かしんでみたり。
↑っていうか、記憶ないから。(爆)

……

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