思いつき日記
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うちのテレビはチャンネルを回すタイプだった。(18年前以前) 今のテレビみたいに形が洗練されてなく。ゴッツくて茶色で。 そうそう、回すつまみが2個ついていたなぁ。VHFとUHF。
よく、チャンネルを変える時、がちゃがちゃ、やったもので怒られた。 「そんなに手荒にしちゃテレビさんがかわいそうでしょ。」 (うそ。こんなに上品ではない) 「ダメダメ、そんなことしては。ぶっこわれるでしょ。」(真実) もっとチャンネルあったらいいのになぁ。よく思った。 その頃私ども田舎のテレビ局はフジ+日テレ+テレ朝のような 放送局数が少なかった。(余談) うつならい所は当然砂嵐だった。
話は変わって義姉と姪について話する機会がありまして。 ふとしたことから次のような話題になった。 「夜泣きとかするの?」 「うん。」「でもね、この前伊東家の食卓でイイのやってたんだよ。」 「ぴたっと泣き止む方法。」 「へー。どうすんの?。」 「スーパーでもらった袋あるでしょ。それを手で揉むんだよ。」 「うっそーそんなので泣き止むの?」 「それが泣き止むんだな。ビックリするくらい。」 「なーる。」 「あとね、テレビの砂嵐もイイみたい。」 どうやら、あの音がお腹にいた時の音の周波数と酷似しているらしい。
ふと、私の小さい頃を思い出した。 幼稚園に通っていた頃。小学生低学年の頃。両親は働いていた。 退屈をしのぐのは猫か、テレビ。友達と毎日遊ぶでもなく。 (まあ友達と遊ぶには遊んだけど) 何故か、砂嵐を見ているのが好きだった。 (そう、チャンネルがうつらない砂嵐のところ。) 訳分からないが、ボーっと見ていたことがあった。 落ち着くんだよねこれが。
そして今日の話を聞いて、なるほどな。と思った。 自分で、癒していたんだなぁ。寂しさを紛らしていたのだなぁ。 今日も、何気ない会話の中からふとした日記のネタがこぼれ落ちた。
ホント砂嵐って吸い込まれるようになります。 頭の中が無になる瞬間ってこういうことを言うのかなぁ。 落ち着きたい人は是非。 遠い記憶の糸を手繰り寄せ、懐かしんでみたり。 ↑っていうか、記憶ないから。(爆)
……
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