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2018年06月08日(金) 人気ラノベが放送中止で思ったこと。

人気ラノベ「二度目の人生を異世界で」、アニメ化中止 単行本計18巻も出荷見合わせ 原作者差別発言で(産経新聞 7)

人気のライトノベルを原作に10月から放送予定だったアニメ「二度目の人生を異世界で」の製作委員会は
7日までに、制作と放送を中止することを決めた。
原作を出版するホビージャパンは同日、同作の単行本計18巻の出荷見合わせを決定。
作中の表現や、原作者が過去にツイッターで中国や韓国に対する
差別的発言を繰り返していたことなどが問題視され、本人が謝罪していた。

 ホビージャパンによると、書店などからの発注には応じないが、
店頭に置かれた本の回収はしないという。

 原作は、94歳で死んだ剣術家が異世界に生まれ変わって活躍するファンタジー。
生前、中国大陸で「世界大戦」に従軍し、3千人以上を斬殺したという設定だった。

 原作者のまいんさんは、ツイッターで過去の自身の発言について
「多くの方に非常に不快な思いをさせてしまう、不適切な表現がありました」とわび、
原作の一部の表現が「不快感を与える文章となってしまっている」とも認めていた。

 アニメの主要キャスト4人が6日に降板を表明。
製作委員会の公式サイトは、中止の理由を「一連の事案」を重く受け止めたためとしている。

 原作は小説投稿サイトで発表され、同社が書籍化。
KADOKAWAから刊行されている漫画版を合わせ、発行部数は100万部を超えている。



作者のツイッターの過去(5年前)の発言が発掘されて、

その内容に中国のネットで抗議活動が盛り上がって

日本の一部左派リベラルを巻き込んで今回の事態に至ったのだそうですが、

アニメに起用されることが決まった声優に犯行予告が書き込まれるなどして、

事態を重く見た事務所側の判断で声優4人が役を辞退といったことも

アニメ化の中止を決定づけたという話も聞きました。

角川も中国に自社の手がけるアニメやマンガなどのコンテンツを売っているので、

角川作品不買運動になると今後の売上に影響を与えかねないと判断し、

あっさりとアニメ化中止と本の出荷停止の判断をして

あっさりとラノベ作者を手放したということで、

表現の自由には結果が伴うということの結果なのでしょう。

ラノベ作家の過去のヘイト発言で本も出荷停止になるというのは

出版社による判断なので第三者が口を出せることはないのですが、

作品と作者の思想は別と切り離して、

作者の思想が自分と合わない場合その作品を手に取るかどうかは受け手側に委ね

発売は継続するというのが出版や音楽映像などあらゆる

創作物を出す側の判断だったと思うのですが、

作者の発言を肯定しないにしても、

中国の一部世論の盛り上がりによって出荷停止などの判断という結果が出たことで、

この先、ツイッターでヘイト発言連発のベストセラー作家百田尚樹氏の本も

中国の抗議によって出荷停止になることもありえますし、

その後は中韓批判本とか続々と出荷停止出版停止と続いていく流れになりそうですし、

さらには今後はヘイト発言とは全く無関係な

例えばフェミニストによるアニメやマンガ叩きがあるように、

気に入らない作品&作者叩きで創作物を潰していくということも起きそうです。

一部の批判の声だけで基準も説明も無しに

その作者の創作物がアウトで封印になると、

あれがダメならこれも停止するべきだろうとなってなし崩し的になりそうで

日本は自由に創作活動ができていた土壌だったのに、

萎縮していくということになるのだけは避けてほしいですね。









名塚元哉 |←ホームページ