米朝首脳が核・ミサイル問題で直接会談へ 核・ミサイル実験自制を表明 トランプ氏「5月までに会談する」(産経新聞 2018.03.09)北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と会談した韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)大統領府国家安保室長は8日、米ホワイトハウスで記者団を前に声明を読み上げ、金氏がトランプ米大統領との「可能な限り早期の会談」を要請したと発表した。鄭氏によるとトランプ氏は要請を受諾し、「5月までに会談する」と応じた。ホワイトハウスも同日、会談受諾の事実を認めた上で「場所と時期は今後決定する」と明らかにした。 会談が実現すれば、米朝首脳による直接の接触は史上初めてとなる。北朝鮮の核・弾道ミサイル問題は米朝首脳の直接対話による局面打開に向けて大きく動く可能性が高まった。 声明によると、鄭氏はトランプ氏に対し、金氏が「非核化」の意思を表明し、「今後は核実験と弾道ミサイル発射を自制する」と約束したと説明した。 鄭氏はまた、平昌五輪・パラリンピックの閉会後まで実施が延期されている米韓合同軍事演習について、4月に予定通り実施することに「金氏が理解を示した」とした。鄭氏はまた、「韓国と米国、日本と世界各地のパートナー諸国は朝鮮半島の完全非核化を実現させる」と表明し、「韓米など関係諸国は過去の過ちを繰り返すことなく、北朝鮮の言葉に行動が伴うまで圧力をかけ続けていく」と強調した。 鄭氏ら韓国政府の訪米団は8日にワシントンに到着し、ホワイトハウスでトランプ氏のほかペンス副大統領、マクマスター大統領補佐官(国家安全保障問題担当)らと会談した。マクマスター氏はこれを受けて12日、国連安全保障理事会で金氏の会談要請などに関して説明する。一方、ティラーソン米国務長官は8日、声明発表に先立ち、訪問先のエチオピアで記者団に「交渉に入るにはほど遠い。ある種の協議に関する協議をすることが第一歩だと思う」と述べ、非核化のための本格交渉の前に予備的な協議が必要となるとの認識を示した。先日の韓国の特使団の訪問から南北首脳会談そして、これはまだ実現するか現時点では不明ですが米朝首脳会談と一気に事態が進みだしましたね。圧力である制裁が功を奏し北朝鮮を動かしたと考えられますが、北朝鮮の真の狙いが分りません。なぜなら核兵器保有は北朝鮮を建国した金日成が「大国の仲間入りには核兵器が必要」とし開発へ向けて歩みだし金正日で核開発が始まり、二回もアメリカや韓国を騙しながら費用を得て時間稼ぎして開発しあと一歩のところまできたもの金一族の悲願でもあるものをここに来てあっさりと手放すのでしょうか。日米韓もさすがに今回は北が本当に核兵器開発を放棄する意思があるのか冷静に見極めるとは思いますが、相手は1枚も2枚も上手ですから心配にはなりますよね。金正恩はミサイル発射と核開発を止める用意があると述べているだけなので、不満があればいつでも再開する意思もあるということですし。また、米朝会談が実現したとしても、明確な非核化、もしくは核開発を放棄するとしながら、これまでのように裏で研究や開発を進めたり、再び開発に乗り出した場合にはアメリカも武力行使などのステップにまで発展する可能性もあり、最後通牒の意味合いが強くなるのではないでしょうか。そして、日本には拉致問題と言うもうひとつ解決しなければいけない問題があります。安倍首相は4月に訪米して、そのこともきっちりとトランプ大統領に念を押してほしいものです。トランプ大統領も拉致問題には歴代の大統領よりも関心は持っているようなので、アメリカ頼みになってしまうのは情けないものですが使えるカードは使わないと。外交が一気に進みだした感があるので、日本は置いてけぼりにならないように気を引き締めなくてはいけなく、森友問題で右往左往している場合ではないと思うのですが、「森友学園」国有地売却に携わっていた近畿財務局職員が自殺 問題との関連は不明(産経新聞 2018.03.09)佐川宣寿国税庁長官が辞任の意向 森友学園問題で批判(産経新聞 2018.03.09)こっちはこっちで最悪の方向に話が進んでます…。