北制裁決議が採択…石油関連輸出、3割減と試算(読売新聞 2017.09.12)国連安全保障理事会は11日夜(日本時間12日午前)、北朝鮮への原油や石油精製品の輸出量に上限を設定するなどの追加制裁決議を全会一致で採択した。 制裁に慎重な中国やロシアも賛成した。追加制裁は核・ミサイル開発の資金や燃料の遮断を狙うもので、履行されれば北朝鮮への原油・石油精製品の輸出は現在の水準より3割削減されると米国は試算している。 米国は当初、原油の全面禁輸などを盛り込んだ案を作成したが、安保理が一致して北朝鮮へのメッセージを出すことを優先し、中国やロシアに譲歩した形だ。 安保理の北朝鮮への制裁決議採択は2006年10月以降、9回目。今年に入ってからは、6月の北朝鮮による3週連続の弾道ミサイル発射後と、8月の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射後に続いて3回目。制裁決議が全会一致で可決されましたが、当初の石油輸出全面禁輸など強めの経済制裁案は制裁に消極的な中露に配慮して以前よりも厳しくなったものの強力とは程遠いものとなりました。最近、思うことは「制裁より対話」と主張している中露に北朝鮮の核放棄説得を任せればいいんじゃないかと。言ってるお前がやれるもんならやってみろよってやつです。それから、左派リベラルの識者やジャーナリストの中に北の核開発が進む一方なので、「北朝鮮の核兵器保有を容認したらいいのではないか」と言っている人がちらほらと出てきているのですが、恐ろしいことを言っているんじゃないかと思うんですよね。北朝鮮の核兵器保有をこのまま認めてしまうと、北のように制裁を受けても抵抗を続けて核保有を達成すればいいと考えるようになる国家が出てくるかもしれませんよ。核拡散防止条約を守らなくなる国が増えてしまう可能性が出てくるんじゃないでしょうか。