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2016年01月06日(水) 北朝鮮が水爆実験に成功したと発表。

<北朝鮮>朝鮮中央テレビ通じ「水爆実験に成功」と発表(毎日新聞 1月6日)

北朝鮮は6日、朝鮮中央テレビを通じ「水爆実験に成功した」と発表した。
日本の気象庁は6日午前10時半ごろ、
北緯41.6度、東経129.2度の地点を震源とする
マグニチュード(M)5.1の地震を観測した。震源の深さは0キロ。

 ◇水素爆弾

 放射性核物質のウランやプルトニウムの核分裂の連鎖反応でエネルギーを
発生させる原子爆弾に対し、水素など軽い原子核を融合させる核融合反応によって、
広島・長崎級の原爆の数百倍のエネルギーを発生させることができる。
水素と陽子の数が同じ同位体の重水素や三重水素(トリチウム)を
高温・高圧で融合させるが、技術的に原爆より製造が難しい。
1954年に米国が太平洋マーシャル諸島のビキニ環礁で水爆実験を行い、
日本の漁船「第五福竜丸」の船員が被ばくし、被害を受けたことで知られる。


午前11時頃に速報で「北朝鮮で核実験によるものとみられる地震の揺れを観測」と流れたので、

最近、各国がISILの対応に追われて、ぜんぜんかまってくれないので、

こっちに振り向いてほしいからまたやりおったかと思っていたら、

日本時間12時半に水爆実験成功と北朝鮮が速報で発表して、

原爆の100倍の威力がある水爆実験に成功したことで、

ついに水爆の保有にまで進んでしまったか、

これは各国足並み揃えて対処しないとかなり深刻な状況になると懸念しているわけですが、

事前に核実験を行うなどと宣言したような挑発行為もなく、

準備しているところを偵察衛星に撮影もされておらず兆候も無く、

いつもと違い秘密裏に準備が進められ、

実験後すぐに緊急報道として速報を流すなど、

これまでと違って異例づくしな突然の核実験だったわけですが、

水爆実験のわりには爆発の威力が過去の核実験と同程度なので、





水爆じゃないのではないかという疑う声も出ているようで、

これは分析結果を待つしかないですが、

”水爆実験” 専門家「分析には時間」(NHKニュース 1月6日)

北朝鮮が6日、日本時間の午前10時半に水爆の実験を行い、成功したと発表したことについて、
原子力工学の専門家は「実態が判明するとしても、
分析には2日から1週間程度かかるのでは」と話しています。

原子力工学が専門の長崎大学核兵器廃絶研究センターの鈴木達治郎センター長は
「水爆は原爆と比べて爆発した際のエネルギーが圧倒的に大きく、
兵器も小型化できる特徴がある。ただ、水爆は核融合を起こす必要があるため、
より高度な技術が求められる兵器だ」と指摘しました。
そのうえで、「北朝鮮は、アメリカに対しても核兵器による攻撃ができる能力を確保したと言っていて、
それはおそらく兵器の小型化に成功したということ、
つまり水爆ではないかという推測はあった。
今回、水爆実験を行ったのであれば、
新しい兵器の性能を確かめたかったのだろう」と話していました。
一方、北朝鮮が本当に水爆実験を実施したかどうかについては、
「水爆では核融合反応が起きるため、大気中に出てくる放射性物質の成分が原爆と水爆で異なり、
分析することが必要だ。ただ、分析には時間がかかり、
実態が判明するとしても分析には2日から1週間程度かかるのではないか」と説明しました。



今回、水爆にしろ原爆にしろ核実験をしたことは確かなので、

北朝鮮が自称で水爆実験を成功させたことで、

国連安保理で制裁強化が決まり、

我が国も足並みを揃えて制裁を強化することと思いますが、

これでまた拉致問題解決が遠のくことになるのでしょうか…。

制裁で孤立化しているときに経済支援のエサで

拉致問題解決への対応を迫ることも可能でしょうけど。










名塚元哉 |←ホームページ