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2015年12月24日(木) 制度を作る側が制度を否定する愚行

議員の育休取得に民主反発 岡田代表「違和感のある話」、蓮舫代表代行「全く理解できない」(産経新聞 12月24日)

民主党の岡田克也代表は24日の記者会見で、自民党の宮崎謙介衆院議員が
育児休暇取得を検討していることについて
「多くの方からみて違和感のある話ではないか」と疑問を示した。

 宮崎氏は同党の金子恵美衆院議員と結婚しており、来年2月に第1子が誕生する予定。

 岡田氏は「一般の場合は休みを取れば給与は削減される。
国会議員もそういう法律を作るなら一案だとは思うが、
今言われているのはそういう話ではないようだ」と指摘。
その上で「国会議員は大変忙しいが、ある意味でフレックスタイムみたいなところがある。
やりくりしながら(育児に)対応することも可能ではないか」と語った。

 民主党の蓮舫代表代行も23日のツイッターで
「制度があっても育休すらとれない現実もある。国会議員のすべき仕事は
2人そろって給与全額保証の育休を優雅に取ることではなく、
現実に向き合っている人たちを法改正で守ることだ。
この2人の考えを私は全く理解できない」と断じた。




元民主党議員の井戸まさえ氏のブログ

男性国会議員は育休をとらずとも育児はできる - 井戸まさえ日誌

「なにせ、生後数ヶ月の赤ちゃんは基本寝ているから、そこまで大変ではない。」


他の人も我慢している中でお前が育休を取るのはおかしいとか、

工夫してやりくりすれば育休なんて必要がないとか、

育休を優雅と捉えているような考え方が、

制度があっても育休すら取れない現実を作り出している

これぞマタハラでしょう。

国会議員がこのような古臭いおっさんのような考え方を持って平然と主張できることからも、

せっかくの制度があっても

男性が育休を取ることへの理解や後押しが

社会で広まって浸透しないんじゃないでしょうか。

「国会議員が育休を取った」事実が

社会の流れを変えるかもしれないとは考えないのでしょうか。

ところで、この件に関して民主党の議員や元民主党議員が相次いで反対の主張をしているのですが、

男性議員の育児休暇を自民党議員が言い出したからとしか思えません。

しかしながら、今後、自分の党からも育休を申し出てくる

男性議員が出てくるかもしれないという想像力はないんでしょうかね。

制度をつくる側の議員が産休や育休でこのような考え方を平然とするのですから、

そりゃ、世間一般のマタハラなんて無くなりませんよ。

ちなみに、元民主党議員でも千葉県の市長は、

政治家でも育休をとるにはどうすればいいかをちゃんと考えておられます。



















名塚元哉 |←ホームページ