「無残な政治」「自立大切」 安保法成立で芸能界も発信(朝日新聞 9月20日)安保関連法が成立した19日までの数日間、著名人も様々な反応を示した。俳優の仲代達矢さん(82)は19日、東京・有楽町であった映画「NORIN TEN 稲塚権次郎物語」公開初日のあいさつで、「戦争を経験し、食糧難で農業の大切さを痛感しています。ここ最近、きな臭い出来事が多い中で、この作品を皆さんがどう見てくれたか知りたいです」と話した。演じるのは、世界の食糧危機を救う小麦を生み出した男だ。「最後にひとこと申し上げたい。戦争法案が通過しました。与党、野党含めて政治家の皆さんにこそ、ぜひこの映画を見ていただきたい」 「男はつらいよ」シリーズで知られる映画監督の山田洋次さん(84)は19日、「この国の政府が誠実に国民の声に耳をかたむけ、真剣に国民の幸福と世界の平和について考える政府であったならば今回の強行採決という目を覆うような無残な政治はなかったはずです。今日は日本人としてとても悲しい日です」とのコメントを発表した。 ツイッターでの発信も相次いだ。元プロレスラーの高田延彦さん(53)は18日、採決強行を見込み、「立憲主義の破壊ですか?」「米国とはパートナーの関係とは程遠い親分子分の主従関係だもの。使いっぱ法案ですな」などと、政府与党の姿勢を批判。一方、タレントのつるの剛士さん(40)は19日、「家族を愛して、自分を愛して、そんな自分が生まれ育った国を愛する気持ちさえブレなければ、僕は右も左も中立さえも関係ないと思っています。先(ま)ず大切なのは自立ですね」とつぶやいた。つるのさんのツイートを紹介してもメディアの煽る報道に苦言を呈したツイートは紹介しないという。芸能界でも安保法案賛成の人もいると思うんですけど、ダウンタウン松ちゃんのような売れっ子や津川雅彦さんのような大御所じゃない限りとても口に出して言えない空気ですよね。大物映画監督や俳優らが集まって反対運動を展開していましたが、こんなのは同調圧力と一緒で、映画監督なんてサヨクばっかりだから、俳優が賛成の発言をしようものならヘタすりゃ仕事貰えなくなっちゃうから、そりゃ反対の声だけが目立つわけです。◆大沼議員セクハラ疑惑 自民・稲田氏「犯罪行為だ」民主・蓮舫氏「その話は泥沼になる」(産経新聞 9月20日)自民党の稲田朋美政調会長は20日のフジテレビ番組「新報道2001」で、安全保障関連法案の参院平和安全法制特別委員会採決の際、同党の大沼瑞穂参院議員が民主党の津田弥太郎参院議員から暴行を受けたとされる問題について「犯罪行為だ」と民主党の蓮舫代表代行を追及した。対する蓮舫氏は「泥沼になる」などと述べ、話のすり替えに終始した。主なやり取りは次の通り。 稲田氏「委員長席の混乱だけではなくて、委員の最後列のわが党の大沼瑞穂議員が民主党議員に引き倒されてけがをした。これはまさしく犯罪行為だ。動画で世界中に配信されている。民主主義国家として、法の支配の日本として大変恥ずかしい」 蓮舫氏「その話は泥沼になる」 稲田氏「泥沼じゃない。事実だ」 蓮舫氏「わが党の議員も殴られたり、あるいは私たちの仲間が大きな自民党議員によって、押し倒されてあざができている」 稲田氏「まったく泥沼じゃない」 蓮舫氏「参院の現場にいなかったあなたは、女性議員が暴力をふるわれたというのは、どこかで用意した原稿かもしれないが」 稲田氏「違う。動画で世界に発信されている」 蓮舫氏「この部分は公党同士で委員の中で検証すべきだと思う」 稲田氏「しかし世界に発信されている。ユーチューブで。大沼瑞穂さんが民主党議員によって、しかも委員長席とは別の、委員会室の後部で引きずられて、なぎ倒される。これが第1委員会室というまさしく言論の府の象徴ですよね」 蓮舫氏「私どもの(党の)牧山議員は、自民党の議員によって、足を引っ張られてテーブルから引きずり落とされた。それはご存じですか」 稲田氏「ん? あのですね、これ(大沼議員の件)は委員長席ではない。まったく委員長席の混乱とは違う後部でやられたということを指摘している」自民党・大沼みずほ議員への民主党男性議員による委員会室での暴行事件。テレビメディアはなぜ取り上げないのか。ジャーナリズムがしっかり戦うべき暴力と女性の人権の問題だ。記者はこの事件を知っている。それで取り上げないのはジャーナリスト失格だ。情けない。産経以外の新聞もそうだ。— 和田 政宗 (@wadamasamune) 2015, 9月 20 昨年、東京都議の塩村文夏議員へのセクハラヤジ事件がありましたが、ヤジった議員が自民党の鈴木章浩議員だったからメディアは女性への人権侵害と批判していましたが、この件も映像に証拠として残っているように混乱する委員長席と無関係の場所で民主党の津田議員が自民党の大沼議員を羽交い締めにして押し倒して怪我させた傷害事件にも関わらず、女性が被害者でも被害者が自民党議員だったら、どさくさ紛れの痴漢行為とも取れる津田議員の行為を批判しないのはなぜでしょうか。こちらも塩村都議のときのように女性軽視として批判しないと、自民党を批判したいだけで騒いでいただけだったんだな、と見透かされますよ。もしも、これが怪我をした議員が野党の女性議員で怪我をさせたのが自民党の男性議員と立場が逆転していたら今ごろメディアが大騒ぎしているのではないでしょうか。◆安保法「十分に説明」12%…国民の理解進まず(読売新聞 9月21日)読売新聞社の緊急全国世論調査では、安全保障関連法への国民の理解が進んでいないことが浮き彫りになった。 政府・与党は引き続き国民に向けて丁寧に説明していく考えだ。 自民党の谷垣幹事長は20日、記者団に対し、「安保法制の意義についてしっかりと説明を続け、少しでも支持率を回復できるように全力を挙げる」と強調した。公明党幹部も「今後とも国民に説明していく努力が大事だ」と述べた。 内閣支持率は前回調査に比べて4ポイント下落。政府・与党が安保関連法の内容について十分に説明したと答えた人は12%にとどまった。 ただ、支持率が小幅な下落にとどまったことで、政府・与党内には安堵(あんど)感も広がった。安倍首相周辺は「支持率の下げ幅は想定の範囲内だ。経済対策で反転攻勢に出る」と語った。首相も20日、周辺に「次は経済だ」と述べた。世論調査―質問と回答〈9月19、20日実施〉(朝日新聞 9月21日)◆安倍内閣を支持しますか。支持しませんか。 支持する35(36) 支持しない45(42)◆今、どの政党を支持していますか。政党名でお答えください。 自民33(36)▽民主10(10)▽維新2(2)▽公明3(3)▽共産4(4)▽次世代0(0)▽社民1(1)▽生活0(0)▽元気0(0)▽改革0(0)▽その他の政党1(1)▽支持政党なし37(37)▽答えない・分からない9(6)◆安全保障関連法についてうかがいます。集団的自衛権を使えるようにしたり、自衛隊の海外活動を広げたりする安全保障関連法に、賛成ですか。反対ですか。(前回は「安全保障関連法案に…」と聞いた) 賛成 30(29)反対 51(54)◆安全保障関連法は、参議院の委員会で採決が強行され、本会議で可決、成立しました。国会でのこうした進め方はよかったと思いますか。よくなかったと思いますか。 よかった 16よくなかった 67◆安全保障関連法案の成立に反対した、民主党や維新の党など、野党の対応を評価しますか。評価しませんか。 評価する 34評価しない 49◆安全保障関連法について、国会での議論は、尽くされたと思いますか。尽くされていないと思いますか。(前回は「安全保障関連法案について…」と聞いた) 尽くされた12(11) 尽くされていない75(75)◆安全保障関連法について、安倍政権が、広く国民の理解を得ようとする努力を十分にしてきたと思いますか。十分にしてこなかったと思いますか。 十分にしてきた16 十分にしてこなかった74安保関連法の整備「必要」と考える人はほぼ7割に FNN世論調査(FNNニュース 9月21日)FNNがこの週末に行った世論調査で、安全保障関連法の整備が「必要」と考える人は、ほぼ7割に達する一方で、審議が尽くされたと思わない人が、8割近くにのぼることが明らかになった。調査は、9月19日と20日に、電話調査(RDD)で行われ、全国の有権者1,000人が回答した。安倍内閣を支持する人は42.6%、支持しない人は47.8%で、先週の調査に比べて、不支持率がやや増えた。焦点の安全保障関連法が、この国会で成立したことについて、「評価しない」と答えた人は56.7%と、6割近くに及ぶ一方、「評価する」と答えた人も38.3%と、4割近くに達した。また、安全保障法制の必要性については、ほぼ7割にあたる69.4%の人が「必要」と答え、「必要ではない」と答えた人(24.5%)を大きく上回った。国会での審議について、十分に尽くされたと「思わない」と答えた人が、ほぼ8割の78.4%に達し、一方で、野党は、役割を果たしたと思うかとの質問に、ほぼ8割の人が「思わない」と答えた(76.1%)。また、委員会採決の混乱の責任について、6割近い人が「与党・野党両方にある」と答えた(57.2%)。安保への反対集会やデモについて、「共感しない」と答えた人が50.2%で、「共感する」と答えた人(43.1%)をやや上回る結果となった。安保法案成立を受けまして各新聞社などの世論調査が発表されましたが、各メディアの世論調査結果を見ると大騒ぎしたわりに思ったほど安倍内閣の支持率と自民党の支持率は減っていないんですよね。10%ぐらい下がるんじゃないかと予想していただけにちょっと意外でした。で、減った分が野党に流れたかといえば、そうではなくて野党支持率も一緒に減っているか横ばい状態。各種世論調査を見て導き出された結果はけっきょくのところ、ほとんどの人は安保法案そのものは必要と思っているけど、「急ぎすぎ」「説明不足」「丁寧な議論が足りない気がする」といった感じに成立までの流れに疑問を持っていただけで、メディアが頻繁に取り上げていた国会前でドンチャン騒いでいたりしてた護憲派などサヨク系のような安保法案は絶対に反対な人は実際のところは少数派だったということなのではないでしょうか。大きな声をあげている人ほど目立っていただけで。
自民党・大沼みずほ議員への民主党男性議員による委員会室での暴行事件。テレビメディアはなぜ取り上げないのか。ジャーナリズムがしっかり戦うべき暴力と女性の人権の問題だ。記者はこの事件を知っている。それで取り上げないのはジャーナリスト失格だ。情けない。産経以外の新聞もそうだ。— 和田 政宗 (@wadamasamune) 2015, 9月 20
自民党・大沼みずほ議員への民主党男性議員による委員会室での暴行事件。テレビメディアはなぜ取り上げないのか。ジャーナリズムがしっかり戦うべき暴力と女性の人権の問題だ。記者はこの事件を知っている。それで取り上げないのはジャーナリスト失格だ。情けない。産経以外の新聞もそうだ。