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2015年07月04日(土) 民主党が「徴兵制が来るぞ」の頭の悪いビラを作っていた話。

民主、安保法案反対のパンフ配布 子育て世代狙い(朝日新聞 7月3日)

民主党が安全保障関連法案に反対するパンフレット50万部を作成し、3日から全国で配布した。
タイトルは「ママたちへ 子どもたちの未来のために…。」とし、
母子を中心とした柔らかいタッチの絵をちりばめ、
子育て世代を中心に党の政策を訴える狙いがある。

 パンフレットでは、「安保法案によって子どもたちの将来が
大きな危険にさらされようとしているのを、見過ごすわけにはいきません」と、
法案に反対する党の立場を紹介。また今回、憲法解釈を変更し、
集団的自衛権の行使を認めたことを引き合いに、徴兵制の導入について
「時々の政権によって解釈が変更される可能性も論理的には否定できない」などと訴えた。






自民党は徴兵制については憲法18条に違反するので否定して、

安保法案の審議でも徴兵制導入を検討しているような発言なんて一言も出たことがないのに、

なんだろう野党第一党としてこの絶望的な頭の悪いビラは・・・。

これじゃ共産党の青年部が名前を変えてやっているプロ市民団体「SEALDs」と変わらないし、

これは論点や争点で戦えるほどの知識がない対案も出す賢さもないので、

デマを持ち出して不安を煽る印象操作でごまかそうとしているだけでしょう。

一度、与党を経験した党が成長するどころか、

鳩山・菅・小沢が居たころよりも急速に劣化して、

この有様で本当に情けないし野党第一党の資格もないし、

まともな野党は存在しないのかと朝から情けなく思っていたら、

あまりに批判の声が大きくなったからなのか慌てて取り下げることになったようです。




党政調のチェックもなしに50万部のパンフレットが作られ各支部に配布されたこと事態、

党として機能してなくてそれはそれで問題ありですよね。

それに先月の後半ぐらいから唐突に岡田代表や枝野氏や細野氏や辻元氏らが

口々に徴兵制について委員会の場で質問をしたり講演会で語ったりしていたので、

党として徴兵制を軸に自民党と対抗していく戦略になったことは確かなので、

内容に関して党政調のチェックを通さなかったという言い訳さえ、とても信じ難いのですが。

だって、全国各地で有権者に配り党をアピールするための大事なパンフレットで、

デザインなどの制作費に50万部の印刷代や各支部への輸送費など費用がかかるものですし、

現在は削除されていますが昨日から今日にかけて民主党のサイトや

公式アカウントにも紹介されてアピールしていたほどのものを

党政調が誰一人として内容をチェックもせず

勝手に進行して完成して配られようとしていたなんてまず考えられませんよ。

しかも民主党が作って配布しようとしていたパンフレットのくせに

朝日新聞に面白おかしく紹介されたから回収するなんて朝日のせいにしているのもおかしいですよね。





予想に反して批判の声が大きくて慌てて削除したとしか思えませんよ。

社説:維新の対案―解釈改憲に手を貸すな(朝日新聞 7月4日)

「維新は対案を出すな」って昨日のTwitterでもサヨクのみなさんが

専用のタグを作って運動を繰り広げていましたが、

対案を出すことさえ否定したり批判したり反対するのは

議会制民主主義の否定につながりますよね。

いくら法案に反対だかといって民主主義や議会制民主主義を否定する

言論に走るのって実に愚かしいことですよ。









名塚元哉 |←ホームページ