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2015年03月25日(水) 自衛隊は軍隊ですよ。

安倍首相、自衛隊を「我が軍」 参院予算委で述べる(朝日新聞 3月23日)

安倍晋三首相は20日の参院予算委員会で、自衛隊と他国との訓練について説明する中で、
自衛隊を「我が軍」と述べた。
政府の公式見解では、自衛隊を「通常の観念で考えられる軍隊とは異なる」としている。

 維新の党の真山勇一氏が訓練の目的を尋ねたのに対し、
首相は「我が軍の透明性を上げていくことにおいては、大きな成果を上げている」と語り、
直後は「自衛隊は規律がしっかりしている、ということが多くの国々に
よく理解されているのではないか」と続けた。

 憲法9条は「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」と定める。2006年の第1次安倍内閣の答弁書で「自衛隊は我が国を防衛するための必要最小限度の実力組織で、
『陸海空軍その他の戦力』には当たらない」とした。
一方、自民党が12年に発表した憲法改正草案には「国防軍」の創設が盛り込まれている。


首相の「我が軍」発言、民主は国会で追及へ 維新も批判(朝日新聞 3月24日)

安倍晋三首相が20日の国会質疑で自衛隊を「我が軍」と述べたことに対し、
野党から24日、批判が相次いだ。

民主党の細野豪志政調会長は会見で「これまで自衛隊という形で、
憲法の枠組みの中で積み上げた議論を全部ひっくり返すような話だ。
非常に理解に苦しむ」と指摘。
「(首相は安全保障法制の)与党合意ができて、前のめりになっているのかもしれない。
この問題は時間をかけてしっかり国会でやることが、極めて重要だ」と述べ、
国会で追及する考えを示した。

 維新の党の松野頼久幹事長も記者団に「あくまで我が国は自衛隊だ。
不安をあおるような言い回しは、気をつけるべきだ」と指摘した。


菅氏「自衛隊も軍隊の一つ」 首相の我が軍発言巡り(朝日新聞 3月25日)

菅義偉官房長官は25日午前の記者会見で、
安倍晋三首相が20日の国会質疑で自衛隊を「我が軍」と答弁したことをめぐり、
「自衛隊は我が国の防衛を主たる任務としている。このような組織を軍隊と呼ぶのであれば、
自衛隊も軍隊の一つということだ」と述べた。

 菅氏は「自衛隊は憲法上、必要最小限度を超える実力を保持し得ないなどの制約が課せられており、
通常の観念で考えられる軍隊とは異なる」と、従来の政府見解に沿って自衛隊の解釈を説明した。
そのうえで、「自衛隊は一般的に国際法上は軍隊に該当することになっている。
自衛隊が軍隊かどうかというのは、軍隊の定義いかんによるものだ」とした。

 首相答弁については「全体の流れとして、外国の軍隊と共同訓練をしていることに対しての質問の中で、
自衛隊を『我が軍』と述べた。答弁の誤りにはまったく当たらない」と語った。




我が国という言葉を嫌い「この国」と言う人たちが過剰反応されてますが、

この前の三原じゅん子氏の「八紘一宇」発言もそうですけど、

この時期にお左翼様が泣いて喜ぶネタを提供しなくていいのに

迂闊にもほどがあるとは思いましたが、

そんなに騒ぐような話でもないと思うんですよね。

>「自衛隊は我が国の防衛を主たる任務としている。
>このような組織を軍隊と呼ぶのであれば、自衛隊も軍隊の一つということだ」

菅官房長官の仰るとおり、

他の国々と同じで国防を任務としている自衛隊は軍隊であることは間違いないことで、

軍備を整えておきながら「あれは軍隊じゃない」なんて理屈が海外に通用するわけもないです。

むしろ、これまで言葉遊びや解釈のごまかしで自衛隊は存在してきたわけです。

ただ、自衛隊を軍隊であると発言するなら、これは違憲状態になるので、

これまでのごまかしを止めて、

早急に対策してちゃんと自衛隊は軍隊であると認めて明記するべきなんじゃないでしょうか。









名塚元哉 |←ホームページ