ランダムに画像を表示










もくじ過去未来

2014年09月27日(土) 2人の主役を描くことで中途半端になった『花子とアン』

NHKの朝の連続ドラマは『ゲゲゲの女房』を見て、

その後しばらく期間が開いて『カーネーション』を見て、

また見なくなる時期があって、

昨年の『あまちゃん』にどっぷりハマってから、

なぜか朝の連続ドラマを見る習慣がついてしまって、

『あまちゃん』→『ごちそうさん』→『花子とアン』と続いて見てきて、

今日で『花子とアン』が最終回を迎えたわけですが、

途中で何度離脱しようと思ったことか…。

(私の周囲ではリアルもネットも含めて離脱者続出でしたが…。)

女学校時代までは本当に面白かったんですよ。

女学校卒業してから脚本が荒くなった。

花子と腹心の友になる蓮子様の壮絶な半生も描くことで、

蓮子様に注目が集まって、

それが主役を食った形となり主役であるはずの花子の魅力が半減してしまい

さらに2人の人生を描こうとすることで、

時間の都合もあり花子の半生が満足に伝えきれてなかったように感じます。

蓮子様が出ていなかったら見るのを止めたという人が多かったことも、

蓮子人気のほうが上だった証拠なのではないでしょうか。

物語も終盤近くになり、

ようやく主役の花子にスポットが当たる感じの流れになってきたのですが、

時間の経つのが早すぎるめまぐるしい展開になって、

なんとか「赤毛のアン」の出版にこぎ着けて終わらせた感じです。

しかも、最終回直前、重要な「赤毛のアン」の出版を決める社長役に

演技は初めてという素人の脳学者・茂木健一郎氏を起用するという、

朝から脳がアハ体験しちゃうような演技の酷さも見せつけられ、

ここまで頑張って見てきた人に追い打ちをかけるという…。

こんなことなら『花子とアン』は『蓮子と花子』でもよかったのではないかと、

今更ながらに思いました。

半年も見たドラマなら最終回目前になると寂しいという気持ちが湧くのですが、

そんなこともなく、

来週からの『マッサン』が楽しみだよね〜って気持ちになってました。











名塚元哉 |←ホームページ