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2014年09月22日(月) 全国で興奮と感動を呼んだ「Perfume 5th Tour ぐるんぐるん」が終了。

サプライズに感涙、10年目のPerfumeライブ(ナタリー 9月22日)

(長文のため一部抜粋)

Perfumeのアリーナツアー「Perfume 5th Tour 2014『ぐるんぐるん』」の最終公演が
昨日9月21日に東京・国立代々木競技場第一体育館で開催された。
彼女たちが2005年にメジャーデビューシングル「リニアモーターガール」を
リリースしてからちょうど10年目にあたる、
メモリアルな日に行われたこのツアーファイナルでは、
3時間以上にわたって熱いパフォーマンスが繰り広げられた。

ライブが開演すると同時に、メインステージをすっぽりと覆った巨大な白い幕に
「Perfume WORLD」のデジタルな街並みが映し出され、
その映像の視点は最新シングル「Cling Cling」のビデオクリップに入り込んでいく。
幕が振り落とされると、そこには「Cling Cling」のPVセットを
ステージ上に持ち込んだかのようなアジアンテイストなセットと、
同曲の衣装を着たPerfumeの姿が。
3人が小高いレンガ模様の円形ステージで「Cling Cling」を舞い踊ると、
アリーナいっぱいのファンが歓喜の声を上げる。今回のオープニングは、
これまでの単独公演とはまったく違ったライブになる予感に満ちたものとなった。

その後も彼女たちは、「Cling Cling」と同じくオリエンタルな旋律が印象的な
「Handy Man」や「Clockwork」といった、アジア風のセットにピッタリな楽曲を次々披露。
一瞬の暗転のうちに3人は白いドレスに衣装替えをして、
色鮮やかなレーザーが飛び交うアリーナに向けて「レーザービーム」をパフォーマンスした。

彼女たちは最初のMCで、「リニアモーターガール」発売時に
東京・池袋サンシャインシティ噴水広場で開催されたメジャーデビュー記念イベントのことや、
そのイベントが行われたのが9月23日であり、
デビュー当日は仕事が休みで学校に行っていたことなどを回想。
あ〜ちゃんは「それが今では、こんな大きなところを貸しきって、
私たちのことをお祝いしたいと思ってくれる人がこんなにいてくれて……」と早くも涙を浮かべる。
Perfumeのライブで恒例になっている、観客をグループ分けするコーナーでは、
今回はメジャーデビュー曲にちなんで「リ」「ニ」「ア」の3グループに分割して
コール&レスポンスを実施。
「リニアがどういう意味なのかはいまだにわかってない」などと話して笑いをとっていた。

アンコールの声に呼び戻された3人は、会場後方のPA卓のそばに隠されていた
もう1つのステージに上がり、メジャーデビュー記念日にちなんで
「リニアモーターガール」をパフォーマンスした。
この曲がセットリストに組み込まれたのは2007年に開催された
「感謝!感激!ポリ荒らし! 〜あらためまして、Perfumeです〜」の名古屋公演以来7年ぶり。
踊るのがひさしぶりすぎたため、かしゆかが入りのタイミングを間違えたと後で振り返っていたが、
まさかのレア曲披露に会場は大いに盛り上がっていた。
スタッフからのリクエストで選曲されたというアンコール2曲目「Perfume」では、
会場中央から発射された銀テープが客席に降り注いだ。
そして最後に3人は、星空のように輝く照明を背にしてまっすぐに立ち、
しっとりと「願い」を歌い上げてライブを終えた。

曲が終わった直後、3人の前に映像モニターが運び込まれ、
会場のスクリーンには2005年7月の東京・Shibuya O-WEST公演で、
Perfumeがメジャーデビュー決定を観客に報告するシーンが。
これを皮切りに初めてのLIQUIDROOM公演、
アルバム「GAME」のオリコンウイークリーチャート1位獲得、
東京ドーム公演、海外ツアーなど、これまでのPerfumeのさまざまな映像が年代順に次々と流れ、
最後に今回のツアーの国立代々木競技場第一体育館の様子が映し出された。
そして次の瞬間、観客が一斉に赤と白のパネルを頭上に掲げると、
客席全体に「We Love Perfume」「9月21日 2005→2014」
「10年目!! THANKS!!」という巨大な文字が現れた。
3人はファンとスタッフによる突然のサプライズに驚き、
声も出せないままとめどなく涙を流していた。

この日を振り返って、かしゆかは「こういう記念日を皆さんや、
いつも支えてくださるスタッフ、なによりこの2人と過ごせて幸せでした」と語り、
のっちは「シングルで回ったツアーなのでアルバムツアーと違って昔の曲も歌えたんですけど、
初心に帰る瞬間がたくさんあって、前に進みつつも昔の自分でいられるツアーでした」とコメント。
そしてあ〜ちゃんは
「皆さんも毎日大変なことがたくさんあると思います。
悔しくて仕方ないときも、がんばっても報われないときも、
誰も評価してくれないときもあると思います。
だけど、必ず誰か、見ていてくれる人はいます。
私たちにいてくれたスタッフのように。だから自分を信じて」と、
涙ながらにファンにメッセージを贈った。


Perfume「Perfume 5th Tour 2014『ぐるんぐるん』」
2014年9月21日 国立代々木競技場第一体育館 セットリスト
01. Cling Cling
02. Handy Man
03. Clockwork
04. レーザービーム
05. いじわるなハロー
06. I still love U
07. 恋は前傾姿勢
08. エレクトロ・ワールド
09. DISPLAY
10. SEVENTH HEAVEN
11. Party Maker
12. GLITTER
13. セラミックガール
14. ジェニーはご機嫌ななめ
15. チョコレイト・ディスコ
16. Hold Your Hand
<アンコール>
17. リニアモーターガール
18. Perfume
19. 願い




9月21日はPerfumeがメジャーデビューした記念すべき日で、

特に今年は10年目に突入という年でもあり、

昨日の代々木第一体育館でのライブは、

今ツアー最終日とも重なり、いつもと違ったライブとなったようで、

それを伝える記事を読んだだけで自然と涙腺が緩んできます。

ずっとPerfumeを支えているスタッフと会場に詰めかけたファンによって

内緒で進められた合同サプライズの大成功もあり、

多くの人の温かい気持ちや励ましを受けて、

3人にとって忘れることの出来ないかけがえのない記念日になり、

10年目への決意を新たにしたことでしょう。

封印していた「リニアモーターガール」も披露されたし、

この日のライブも行きたかったな〜。

なんでチケット申し込まなかったのかな〜・・・

9月21日はメジャーデビュー記念日だって分かってるのだから、

なんかあるかもしれないって気づいてなかったなつかさんって本当バカ。

そんな私はこの前日になる代々木第一体育館4daysの3日目に参戦してきました。





この日9月20日はのっちの誕生日でもあり、

お誕生日を祝う記念ライブでもありました。

会場のみんなで、のっちのお誕生日を祝ったりと

一味違った楽しいライブになったのですが、

それに加えて、この日は大変貴重な光景を観ることができました。

途中で機材トラブルによりアクシデントがあったのです。

ステージ後半に向けて中田ヤスタカさん書き下ろしのカッコいい曲と映像の中、

セットチェンジが行われ、

暗転と静寂の中でエレクトロワールドに入るのですが、

いつもなら衣装を着替えた3人が一緒に舞台下からリフターを使ってせり上がってきて、

出島ステージまでゆっくり移動しエレワが始まります。

エレワではリフターで上がってくる時に

先頭にのっち、その後ろにかしゆかとあ〜ちゃんが並んでいるのですが、

この日は、なぜかステージに上がってきたのはのっちだけ。

のっちは気がつかずクールに数歩進んだ所で異変にを感じ、

後ろを振り返ると2人が居ない。

私はこの光景を見た時、

のっちの誕生日サプライズをやろうとして、

内緒で1人だけ登場させたのだと思ってしまいましたが、

恥ずかしそうに慌ててリスターがあるところの穴を下がっていたので、

これは本当に何かトラブルが起きたのだと理解しました。

突然のハプニングに何が起きたのか分からないので、ざわざわする会場。

ステージの照明まで落とされたことで動揺が広がり、

心配するファンによる拍手が続きます。

照明が明るくなると3人の姿が、

あ〜ちゃんから「機材トラブルがありました〜。

でもこれもライブならではよね〜しょうがないよなよね〜。」と会場のファンに笑いを誘い、

いったん、みんなで声出しをして、

同様していたファンの心を落ち着かせると同時にひとつにしライブの熱気に戻して、

エレクトロワールドに突入しました。

その後のMCでの説明によると、どうやらリフターの動きがオーバーヒートで

上がるのがおかしくなったということです。

「もう、このリフターは使いません。演出も少し変えます」ということになりました。

突発的なトラブルに瞬時に対処できるのは、

成長した証とあ〜ちゃんが言っていました。

これは想像になりますが、いつもように3人がリフターに乗りこんでみたものの、

上がる動きが遅くなったのかもしくは途中で止まってしまった。

そこで、のっちだけ焦れはタイミングが間に合わないと考えて

「よいしょ」っと自力で這い上がってみたものの、

あ〜ちゃんとかしゆかは自力で上がることを止めて、

仕切り直ししてちゃんとタイミングを合わせたほうがいいと考えたのだと思います。

そんな2人のことを知らずに、のっちだけステージに登場しクールに歩むものの、

すぐに異変を感じて、ビックリして慌てて恥ずかしそうに下がって行くのっちが可愛かったです。

そして、またリフターがせり上がる穴から、ちょこっと上半身を出して、

大丈夫だからね〜って感じに手を振る姿も良かったです。

実は、後でこのリフターを使って、

のっちの誕生日ケーキをステージ上に出す予定だったそうですが、

リフターが使えなくなったので中止になり、

この残念な感じものっちらしいなぁと思いました。

MCでは、わざわざイギリスからこのライブを観るために来日したイギリス人と話してみたり、

そのイギリス人は、ほとんど日本語が分からない人だったのですが、

それでもPerfumeを好きになって来日までしてしまう気持ちに3人も感動してました。

みんなから誕生日を祝われたのっちは、

「26歳になり、あなた好みのいい女にあなたた…(ここで噛む)好みのいいおにぎりになります」とコメント、

重要なところで必ず噛むのはのちの仕様です。

この日も大事なところで3回噛みました(笑)

そんなこんなでトラブルあり祝福あり感動と涙ありのライブとなりました。

さてさて、代々木でのライブは5年前の2009年に1度行われたのですが、

当時のPerfumeは売れない不遇の時期から抜け出し起動に乗りかけていた時期で、

代々木の前に行なった2008年の武道館ライブは、

売れなかった頃の目標の場所でもあって、

その夢が実現したことで心にぽっかりと穴が開いて、

次はどこを目指せばいいのか分からなくなり目標が定まらない時期で、

そんな時に事務所の意向で決まった代々木ライブは、

直前に「ワンルームディスコ」のシングルが発売されたとはいえ、

自分達がやりたいと志願したわけもなく、

アルバムがあればライブのテーマが考えつくのに、それもない状態なので、

3人が何をやれば来てくれる人が喜んでくれるのか必死で考えて、

それが喜んでくれるのかさえ、

よく分からないままライブをしたことで100%実力を発揮できたのかさえ分からず、

来てくれたファンに申し訳ないことをした気持ちがあって、

後悔と悔しい気持ちがいっぱいで、ある種のトラウマのライブとなり、

ずっと避けてきた場所だったのですが、

その後のアリーナツアー、ドームライブ、海外ツアーを経て自分達にも自信が持てたので、

あえて、このトラウマの場所に飛び込んで打破してやろうという

意気込みの強いライブとなりました。

その意気込み通り、この4日間で後悔やトラウマが払拭され、

代々木という場所も素敵な会場であると上書きされたことでしょう。

ツアーぐるんぐるんは、ツアースタートとなる8月1日の広島、

8月19日と20日の大阪両日、代々木3日目の計4公演に参加しましたが、

4公演とも忘れられないライブとなりましたし、

アリーナのステージに近くほぼ正面に近い場所、

スタンド正面、スタンドかしゆかサイド、スタンドのっちサイドと、

満遍なく堪能することができたのも良かったです。

今ツアーは最先端テクノロジーに頼らない

2009年のツアーの頃のように戻ったと感じました。

また、アルバム縛りのライブじゃなかったこともあり、

「I still love U」「セラミックガール」など久々の曲が多く聞けたのも嬉しかったですね。

美しいピアノのイントロで始まる「SEVENTH HEAVEN」ですが、

実はこの曲、このツアー最初の地である広島だけ「VOICE」だったんですよ。

これが見れたのは貴重だったと思います。

そして、Perfumeのライブでは定番だった

メジャーになるきっかけを作り誰でも知っている代表曲の「ポリリズム」を

あえて外したセットリストに、

代表曲に頼らなくても大丈夫なのだという強みを感じました。

(ちなみに、代々木3日目の日替わりで曲が変わるアンコールで「ポリリズム」は披露されました。)

また、ライブ本編最後の曲は「Hold Your Hand」で、

この曲では手に歌詞を書いた写真を募集してPVに使用されましたが、

多くの投稿が集まり惜しくもPVには選ばれなかった人達(私も含めて)もいたわけですが、

このツアーの演出で投稿してくれたけどPVでは使われなかった人全員の写真が、

Perfumeがパフォーマンスする後ろの大型スクリーンに映し出される感動的な演出となりました。

この案をスタッフに提案したPerfumeのファン想いの優しさもそうですが、

「この多くの人に支えて頂いている。その手を背負って歌います。
 皆さんの気持ちがあれば、この先もまだまだどんなことも
 乗り越えて行けるんじゃないかなと思います。
 この手でまだ掴んで行きたいです。チャンスも夢もそして貴方も。」

このあ〜ちゃんの言葉と次々に映し出される手に

毎回、自然と涙腺が緩んで私は泣いていました。

映像の中には私の写真も映し出されたわけですが、

Perfumeを観ているとスクリーンまで追いきれませんので、

これはBlu-rayやDVDで発売された時にゆっくり確認したいと思います。

先ほども書きましたが、アンコールでは、

なんと各公演ごとに曲を変えるという嬉しい試みがありました。

曲を変えるパターンは3つで、

「wonder2」「MY COLOR」「Puppy love」のどれかが披露されていました。

ちなみに私は4公演中3回が「wonder2」で、残り1回が「MY COLOR」

贅沢な本音を言えば、久しぶりに「Puppy love」で

次の日に肩が上がらくなるほど全力で上下上上 下上下下をやりたかったですね〜。

2年ぶりとなった全国をぐるんぐるんと廻った今ツアーを振り返ってみますと、

懐かしい曲をやってみることで、

増えている新規ファンがどこまで盛り上がってくれるのかや、

本編セットリストで「ポリリズム」を外しても大丈夫なのかとか、

最近のPerfumeライブの目玉になっている

世界初披露されるような最先端テクノロジーに頼らないことや、

そして代々木のトラウマ克服も込めた、

Perfumeにとっては実験的な要素とメジャーデビューからここまでの

集大成を含んだ重要なツアーだったのではないでしょうか。

このライブツアーで、自分達の成長を実感し、

これからの10年目そしてこの先への自信を深めたと思います。

次は3回目のワールドツアーがすぐに控えています。

2011年、映画『カーズ2』に「ポリリズム」が挿入歌として使用され、

プレミア試写会に呼ばれた時にアメリカへ行ったら、

CDも発売されてないのに私たちのことを知っている

アメリカ人のファンが大勢かけつけて、

「こっちに来てライブをしてほしい」とお願されたので、

待っていてくれる人がいるのなら海外でライブしてみたいと思うきっかけを作った

アメリカでのライブがあります。

MCで話していましたが、

「昔は10人、100人、と人を集めることさえ難しかったのに、
 遠い国で3000人もの人がチケットを買って観に来てくれることが
 信じられないぐらいで感謝の気持ちでいっぱいです」と、

アジア、ヨーロッパに続いて、アメリカでも成功を収めることでしょう。

いや〜Perfumeのライヴって本当にいいですね。

ライブに行く度Perfumeのことがますます好きになってしまうので困ったものです(*´∀`*)










名塚元哉 |←ホームページ