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2014年06月23日(月) 野次った議員名乗り出て謝罪。

自民都議がヤジ認める、「子供産めない…」否定(読売新聞 6月23日)

都議会:ヤジは鈴木章浩・自民都議 認めて会派を離脱へ(毎日新聞 6月23日)

東京都議会の本会議で塩村文夏(あやか)議員(35)が女性蔑視のヤジを浴びせられた問題で、
都議会自民党の吉原修幹事長は23日午後、都庁内で記者会見し、
同党の鈴木章浩(あきひろ)議員(51)が「早く結婚した方がいい」と発言したことを認めた。
鈴木議員は、会派を離脱する。吉原幹事長は謝罪した。
ヤジは自民党席の一角から上がったと指摘されており、
自民都議から「自分は無関係なのに迷惑だ」との不満も漏れ、
早期収束を促す声が強まっていた。

 「今回の『セクハラやじ』騒動。私は一切関係ございません」。
自民のベテラン都議は21日付で、自身のホームページにこんなコメントを掲載した。
インターネット上で、この都議を「犯人」とする情報が広まっていることへの対応だった。
「多くの女性に不快な思いをさせていることを深く認識し謝罪すべきであります。
自分で言った言葉に責任を持つくらいの事をしなくてどうしますか?」とも記し、
発言者に名乗り出るよう促している。

 ある自民都議は「無関係なのに、事務所に電話がひっきりなし。
対応しているスタッフがかわいそうだ」とこぼし、早期の問題収束に期待をにじませた。

 都議会でのヤジを巡っては、自民党の野田聖子総務会長が20日の記者会見で
「とても不愉快。成長戦略の一丁目一番地は女性の活躍。
仮に自民党議員のヤジであれば、安倍晋三首相の成長戦略を否定しかねない発言だ」と非難。
石破茂幹事長は21日の読売テレビの番組で
「誰であれ『自分でした』と言っておわびすべきだ。
仮にわが党であったとすれば、党としておわびをしなければいけない」と指摘した。


都議会:「品のないヤジよくない」一転認めた鈴木章浩都議(毎日新聞 6月23日)

東京都議会で塩村文夏(あやか)都議(35)に
女性蔑視のヤジを浴びせたことを認めた自民党の鈴木章浩(あきひろ)議員(51)は、
20日に都議会内で報道陣の取材に応じた際は
「寝耳に水でびっくりしている」とヤジへの関与を否定していた。
主なやり取りは次の通り。

 −−周囲からヤジは聞こえたのか?

 ◆よく分からない。ただ、品のないヤジは良くない。
同じことが起きないようにしないといけない。

 −−自身がヤジを飛ばしたのではないか?

 ◆私はない。寝耳に水でびっくりしている。

 −−塩村都議が涙する姿をどう感じた?

 ◆後で気づいた。(議場を)出て。「声に詰まったな」とは感じた。
どういうヤジでどうなったかは、あの場では分からなかった。

 −−自民党所属議員への聞き取りには、どう答えたのか?

 ◆今のような話を。人ごとではないので、しっかりと受け止め、
まず、私たちからそういうことがないようにしないといけない。

 −−議場で笑い声も聞こえた。記憶は?

 ◆騒がしいのは感じた。議会でこういうことが起きていること自体が申し訳ない。

 −−(今回は)議員辞職に匹敵するか?

 ◆女性の心を傷つけたのは、重く受け止めるべきだ。
議員辞職する、しないは、本人がどう受け止めるかの結果。
犯人が特定されても、「辞めた方がいいよ」とか、
その人に言うことはない。

 ◇鈴木章浩都義、3期目51歳

 鈴木章浩氏(51)は大田区議を経て、2007年の都議選で初当選し現在3期目。
都議会では、総務委員会副委員長や自民党政調会長代行を務めている。

 ヤジへの関与が取りざたされたことについて20日、
報道陣に問われた際は「寝耳に水でびっくりしている」と完全否定し、
「議員辞職する、しないは、本人がそのこと(ヤジ)をどう受け止めるかだ」と話していた。

 鈴木氏は、妊娠・出産を巡る都の支援体制について、
塩村氏が質問中に「早く結婚した方がいいんじゃないか」とヤジを飛ばした。

 一方、鈴木氏は自身のホームページで、ヤジの内容とは裏腹に「子育て支援の充実」
「女性が働きやすい社会の実現」を重点施策に掲げていた。

 また、12年8月には石原慎太郎知事(当時)の下で都が進めていた
尖閣諸島(沖縄県石垣市)の購入計画に同調。
「調査」を目的に無許可のまま船から泳いで魚釣島に上陸し、
沖縄県警に軽犯罪法違反容疑で事情聴取を受けた。


女性軽視のこの発言、

早いうちから名乗り出て謝罪していれば、

ここまで大きくならなかったのではないでしょうか。

しかも、当初は否定していたわけですから余計にみっともない話しですよ。

しかし、この件に関して思うのは、

今回の件は塩村氏がTwitterで告発したことがきっかけで、

抗議の署名が集まったりと注目を集めたとはいえ、

以前に田中真紀子氏が民主党議員時代に

子供のいない安倍さんのことを街頭演説で「種なしかぼちゃ」と揶揄したり、

国会の場では潰瘍性大腸炎の症状を投薬治療によって抑えている

安倍首相に対して野党議員の誰かが「水飲んだら腹壊すぞ」や

癌治療のため欠席した小松一郎内閣法制局長官に対して(本日、亡くなられましたましたが。)に

「仕事に専念できないなら辞めろ」「どうせ答弁できないんだから帰ってください」など、

これまでにも酷い野次は沢山ありましたが、

問題になるのもならないのも結局はメディアの匙加減一つなんだなぁ…

ということを実感した騒動でした。

言葉が重要な政治家なのだから政策に関して

「予算はどうする」とかツッコミのような野次ならまだしも、

政策と無関係なセクハラを含めた性別で軽視する発言や

相手の身体的特徴や本人にはどうすることもできない病気やプライベートのことなどで

中傷するような酷い野次は与野党とも金輪際止めたほうがいいでしょうね。









名塚元哉 |←ホームページ