大阪市長選、橋下氏が再選…投票率23・59%(読売新聞 3月23日)大阪市長選は23日投開票され、諸派で地域政党・大阪維新の会公認の前市長、橋下徹氏(44)(日本維新の会推薦)が新人3人を破り、再選を果たした。 任期は1期目の残り期間の2015年12月18日まで。橋下氏は「大阪都構想」の推進に民意を得たとして制度設計を加速させる意向だが、他党の反発は強く、先行きは不透明だ。 投票率は23・59%で、11年11月の前回60・92%から大幅に落ち込み、過去最低だった1995年12月の28・45%を下回った。府知事選とのダブル選となった前回は「維新VS既成政党」の構図が鮮明だったのに対し、今回は市議会野党(自民、公明、民主、共産)が「大義のない選挙」とそろって候補擁立を見送るという異例の構図になり、論戦は低調だった。大阪市長選、無効票13.53% 過去最多6万7千票(朝日新聞 3月23日)出直し大阪市長選では、無効票が6万7506票(13・53%)に上った。記録の残る1951年以降では63年の5万9445票(4・71%)を上回る過去最多。無効票のうち白票は4万5098票を占めた。「ふざけるな」「×」…大阪市長選、無効票続々(読売新聞 3月24日)大阪市長選の開票作業は23日午後9時から区ごとに行われ、いずれの開票所でも無効票が目立った。 6万票超の無効票のうち、白票は4万5098票、候補者名とは無関係の内容などが書かれた票が2万2408票に上った。 福島区役所では、職員が白票を「白票」と書いたかごに仕分け、次々と積み上げた。「ふざけるな」や、大きく「×」と書かれた無効票もあった。男性職員は「これまでと比べものにならない無効票の多さ」と驚いた。大正区民ホールでも白票は多かったが、「税金は大切に使いましょう」「該当者なし」と書かれた無効票も。淀川区民センターでも、「投票したい人がいません!!」と記した票があった。橋下知事の我儘とも思える形で始まった市長選挙でしたが、各党が対立候補を出さずに盛り上がることも無く選挙が始まり、歴代ワースト1の投票率と6万票を越える無効票があり、恥ずかしさだけが残る結果になりました。無効票が多いのは橋下氏を支持できないけど、他に票を入れてもいいと思えるような説得力のある候補者がいない、しかし選挙へ行かないとこの先、政治に対して文句も言う資格が無いようなもの、だったら分かりやすい形で示してやろうという有権者の意思の表れですが、投票率の低さと無効票によって、橋下氏の掲げる都構想への勢いに陰りがあることが露呈して返ってやらない方が良かった選挙だったのではないでしょうか。橋下氏は関西ローカルのニュース番組で「投票率が過去最低でも大阪市長選挙で獲得した得票数は 歴代当選者のなかで過去最高の1位ですよ」と言っていたのですが、そもそもやる必要性の選挙で渡り合えるような対立候補が居ない状況でそれを自慢されてもと思ってしまいました。他にも、「盛り上がらなかったのはメディアのせい」と責任転嫁してましたが、やる必要もない選挙を始めたのも候補者が揃っての公開討論を拒否したのも自分自身でしたから、そりゃ注目も集めませんよ。来年の12月に市長選挙がもう一度あるわけですが、ホント、今回の市長選は税金の無駄な恥ずかしい選挙だったのではないでしょうか。