先進大国の日本、外交は偏狭な小国―韓国メディア(新華経済 2月4日)韓国・中央日報の中国語電子版が3日、「先進大国・日本の偏狭な“小国外交”」と題し、 日本のこのところの挑発的な態度を批判する記事を掲載した。主な内容は以下のようなものだ。 世界で1億人以上の人口を持つ国のうち、1人当たりの国内総生産(GDP)が2012年に4万米ドル(約408万円)を超える国は、米国(5万1704ドル)と日本(4万6707ドル)のみだ。 日本の全体のGDPは2010年に中国に抜かれ、世界3位となったが、1人当たりの国民所得では中国の約8倍。 日本は先進国であり、大国に属する。しかし不幸なことに、日本はそれを意識していないようだ。 旧正月連休の時期、日本はさまざまな問題で韓国にかみついた。婚期を逃した女性がヒステリックになっているようにも見える。 安倍晋三首相は1月30日、参院本会議の答弁で、独島(日本語名称:竹島)の領有権問題をめぐって「国際司法裁判所(ICJ)に単独提訴することも検討している」と表明した。 中学・高校教科書の学習指導要領解説書に独島を日本の領土と明記するよう改定したことに続く、韓国への挑発だ。 韓国は領有権争いの存在を認めていないため、この挑発に反応するはずがない。日本はそれを知っていて、韓国を刺激したのだ。 また日本の駐米大使館は米バージニア州の議会で教科書の地名表記に「日本海」と「東海」を併記するよう求める議案が可決されないよう、 現地の法律事務所と契約して組織的なロビー活動をしていた。マコーリフ州知事に対しては「法案に署名すれば経済関係が大きく損なわれる」と警告する脅迫的な書簡まで送ったという。 さらに、1月30日に開幕したフランスのアングレーム国際漫画祭では、旧日本軍の従軍慰安婦に関する韓国側の企画展示が行われないよう、 組織委員会に圧力をかけていたことも報じられている。 日本は国益のため、主権国家として正当な外交活動をしたと主張するだろう。しかしそれが本当に日本の利益になるのか? 少しも妥協しないという態度で全ての事に対して偏狭な態度で対応するよりも、周辺国と国際社会の心をつかむ寛容な態度で、 長期的な視点をもって対処することの方が、先進的な大国らしい姿ではないだろうか?>旧正月連休の時期、日本はさまざまな問題で韓国にかみついた。>婚期を逃した女性がヒステリックになっているようにも見える。 朴槿恵大統領のことを言っているんでしょうかね。◆<NHK経営委>百田氏、都知事選で演説 歴史認識持論展開(毎日新聞 2月4日)NHK経営委員を務める作家の百田尚樹氏が3日、東京都知事選で街頭演説に立ち、南京大虐殺はなかったなどと歴史認識に関する持論を展開した。経営委の政治的な発言を禁じる規則はないが、不偏不党を求められるNHKの経営に影響力を持つ立場だけに、籾井勝人(もみい・かつと)会長の従軍慰安婦に関する発言に続き、波紋を広げている。菅義偉官房長官は4日の記者会見で「放送法に違反するものではない。個人的な発言で、政府としてのコメントは控える」と述べ、問題視しない考えを示した。また、政府が百田氏を経営委員に推薦した理由を問われ「幅広く評論活動を行い、小説家としても出版され、国民の皆さんに理解されている(から)」と説明した。 一方、政府関係者は「権限を持っている経営委員の発言なので、NHKの立場と思われかねない」と指摘。「法的に問題がないとはいえ、NHK会長の職務を監督することを考えれば評価は微妙だ」と懸念を語った。 百田氏は3日、都内3カ所で行った田母神俊雄候補を応援する街頭演説で「1938年に蒋介石が日本が南京大虐殺をしたと宣伝したが、世界の国は無視した。そんなことはなかったからだ」などと主張。自ら政治的発言をすることにも触れ「プライベートで誰を応援しようが自由。もしこれで『経営委員にふさわしくない』と言われたら、いつクビになってもいい」と述べた。 NHK経営委事務局は「ほとんどの経営委員は兼職が認められており、個人の思想・信条に基づいた行動は妨げられない」としている。>NHK経営委事務局は「ほとんどの経営委員は兼職が認められており、>個人の思想・信条に基づいた行動は妨げられない」としている。百田氏の発言に関しては、NHK経営委事務局による最後の2行に集約されており問題ないわけですが、波紋を広げたいって波紋が広がってほしい願望を持った人が騒ぐわけです。百田尚樹氏がどこの政党や政治家や候補者を支持しても思想信条の自由ですし、持論を展開した発言は表現の自由です。この百田氏の発言にしても、立場上、軽率だったとは思いますが問題視されたNHK新会長の発言にしても、もし朝日新聞や毎日など左派が好むような候補者を支持したり、安倍首相を批判する発言をしていた場合は問題視していたのだろうかと思います。民主党政権時代に漫画家の倉田真由美氏がNHK経営委員だった時に『TVタックル』やワイドショーのコメンテーターとして、自身の思想信条によって政治的な発言をしていましたが、朝日や毎日などは問題視したでしょうか。こちらは問題視していませんでした。(当然ながら保守系のメディアでさえ問題視していませんでした。)朝日などがやっていることはダブルスタンダードなのです。反論はしてもいいと思いますが、自分の思想に気に食わない相手をジャーナリズムによるペンの暴力を使って、叩き潰すようなことはいい加減に止めるべきではないでしょうか。