はだしのゲン「閉架」に 松江市教委「表現に疑問」(時事通信 8月16日)松江市教育委員会が、原爆の悲惨さを描いた漫画「はだしのゲン」を子供が自由に閲覧できない「閉架」の措置を取るよう市内の全市立小中学校に求めていたことが16日、分かった。 市教委によると、首をはねたり、女性を乱暴したりする場面があることから、昨年12月に学校側に口頭で要請。これを受け、各学校は閲覧に教員の許可が必要として、貸し出しは禁止する措置を取った。 市教委の古川康徳副教育長は「作品自体は高い価値があると思う。ただ発達段階の子供にとって、一部の表現が適切かどうかは疑問が残る部分がある」と話している。参考リンク:「はだしのゲン閉架」について松江市で何が起こっていたか 何を隠そう自慢じゃありませんが、未だに『はだしのゲン』はマンガを読んだこともないしアニメも見たことがありません。小学校の図書館に置いてありましたが、内容以前に絵が受けつけなかったので読まなかったし、学校でのアニメ鑑賞の日は、偶然、病院の診察日と重なり休んでいて観ることが無く、一度も目に触れずに今に至ります。もはや、ただの圧力団体でしかない在特会の抗議が事の発端ではありますが、自虐史観・左翼思想を植え付ける作品だから読ませるな、という言い分は却下されていたとはいえ、ちょっと過激で刺激的なシーンがあるからといって、子供の目に触れさせないようにすればいいって考えには違和感を感じます。私たちが子供の頃は、マンガに限らず、ゴールデンタイムに流れているアニメや特撮番組でさえ、グロいシーンや過激なシーンに刺激的(エロ表現も含む)シーンが溢れていましたが、それを見て育ったからといって暴力的な人間になったかといえばそうでもなく、今や団塊の世代からその上の世代の高齢者よりも30代以下の若者のほうが暴力的な犯罪を犯す率が低い程です。殺人が描かれてるからダメ、SEXも含めエロいシーンがあるからダメ、自殺が描かれているダメ、タバコを吸うシーンがあるからダメ、犯罪が描かれてるからダメなどなど、なんでも子供の目に触れさせるなと言っていたら、それこそ新聞の4コママンガ以外に読ませるものが無くなりますよ。国会でよく取り上げられている表現規制法に通じる危険がありますね。