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2012年07月25日(水) 産経新聞の捏造記事に釣られたバカな私を笑ってやってください。

産経「自衛隊訓練で立ち入り拒否」記事に9区が抗議・訂正要求文(j-castニュース 7月24日)

陸上自衛隊の訓練をめぐり、産経新聞が2012年7月23日朝刊で
「11区が自衛隊員の庁舎内立ち入りを拒否した」などと報じたことを受け、
立ち入りを拒否したとして名指しされた11区のうち9区が2012年7月23日から24日にかけて、
相次いで産経新聞社に対して抗議するとともに、記事の訂正を要求する文章をウェブサイトに掲載した。
7月24日17時半時点で文章を掲載しているのは、千代田区、中央区、港区、
新宿区、中野区、豊島区、渋谷区、目黒区、北区。文章では、

「こうした要請を拒否した事実はありません」(中野区)

「事実に反する記事が掲載され、区民等から事実誤認に基づく
  問い合わせ・意見が多数寄せられています」(豊島区)

などと記事の内容が誤っていることを指摘している。

それ以外にも、世田谷区は産経新聞を名指しすることは避けているものの、

「世田谷区はこの度の訓練実施に協力しているものであり、
 区役所庁舎内への隊員の立入りを拒否した事実はありません」とする文章を掲載している。

7月24日夜には、杉並区が

「事実と異なる報道が行われたことについて、本日、産経新聞東京本社に対して、
遺憾である旨の申し入れを行いました」 との文章をウェブサイトに掲載。
これで、記事で名指しされた全11区が何らかの形で記事に反論したことになる。

産経新聞社の広報部では、

「産経新聞の25日付紙面で続報を掲載します」とコメントしている。



産経新聞のコメントです。

記事のおわびと削除(産経新聞 7月25日)

23日午前1時7分にアップされた「自衛隊の防災演習、東京の11の区は庁舎立ち入り拒否」の記事について、
11区で実施されなかったのは待機(宿泊)訓練でした。
通信訓練については自衛隊の立ち入りを認め、実施されていました。
関係者におわびして、削除します。


阪神淡路大震災で被災した身としては、

災害時の救助活動は一分一秒を争う事態ですから、

区役所が自ら訓練を拒否したり、

左翼プロ市民の抗議に負けて訓練に協力しないのはおかしいと感じ、

産経の記事に釣られて2回も日記に批判的に書いた私も相当な大バカ者でお恥ずかしい限りすが、

この記事を書いた記者は、自衛隊からの要請3つのうち、

(1)庁舎内に立ち入らせ、通信訓練を行う朝まで待機させてほしい
(2)庁舎の駐車場を使わせてほしい
(3)防災担当の職員に立ち会ってほしい

待機(食は区)訓練だけが実施されていなかったから、

防災訓練の協力を拒否したという勝手な結論に至っただけで、

待機(宿泊)訓練は協力していないのだから産経の取材そのものは間違ってないと言いたげですが、

ところが、渋谷区のHPによると、

■陸上自衛隊による統合防災演習の新聞記事について - 渋谷区

7月23日付産経新聞朝刊の陸上自衛隊第一師団統合防災演習の記事において、
自衛隊の区役所立ち入りを拒否し、職員が立ち会わなかった区の一つとして渋谷区が掲載されています。
本区が要請を拒否した事実はなく、また立ち会わなかった事実もありません。
本区では自衛隊の要請に基づき、17日早朝に実施の通信訓練について、
自衛隊員の区防災センターでの受け入れ、区職員の立会いを行なっています。
また16日夜間の参集訓練では、同様の協力を行う予定でしたが、
自衛隊側の訓練計画変更により、区防災センターへの立ち入りおよび待機が行われなかったものです。


産経新聞に対し、本区として、上記事実を伝えているにもかかわらず、
事実に基づかない誤った報道が一方的にされたことについて、
厳重に抗議をしているところです。

なお、7月25日付同紙朝刊2面に、通信訓練については自衛隊の区役所立ち入りを認め、
実施されていた旨のおわび記事が掲載されました。


確かに待機(宿泊)訓練は実施されていませんでしたが、

自衛隊のなんらかの都合によって実施しないことに変更されただけであって、

11区役所への責任はないことになります。

それにも拘らず、産経のおわび記事は、

11区は待機(宿泊)訓練を拒否したんですよと印象操作が含まれたものになっています。

街頭で抗議活動していたプロ市民も居ましたし、

「迷彩服を役所に入れるな」といった抗議電話もあったとは思いますが、

大きく記事にして関係各所に迷惑をかけておきながら、

発表されたお詫び文では、どのような取材が行われていたのか事実関係が分らず、

社内のことなのですから誤報の検証作業は出来るはずなのに、

あまりにも説明不足すぎて訂正にもなっていないのではないでしょうか。

捏造記事は大きく訂正記事は小さくでは、

産経がよく批判する朝日新聞と変わりありません。










名塚元哉 |←ホームページ