ネットで「白血病患者急増」出回る 日本医師会が否定の文書(産経新聞 11月30日)「今年4月以降、白血病患者が急増しており、日本医師会が報告する」など、事実と異なる内容の書き込みがインターネットの掲示板やツイッター、ブログなどに出回っているとして、日本医師会は同会のホームページ上に「このような発表を行った事実はない」とする文書を掲載し、注意を呼びかけた。 同会によると、書き込みは「白血病患者急増 医学界で高まる不安」とのタイトルがつけられており、本文で「各都道府県の国公立医師会病院の統計」として「今年の4月から10月にかけて、『白血病』と診断された患者数が、昨年の約7倍にのぼった」と説明。同会の原中勝征会長が「原発事故との因果関係は不明」「原因が判明し次第発表する」と表明した、などと記されている。 また、「白血病と診断された患者の約60%以上が急性白血病」、「患者の約80%が東北・関東地方」などの記述もあるという。 今月下旬以降、会員から同会に対し、書き込みに対する問い合わせが相次いだことから、同会は29日、ホームページに原中会長名の文書を掲載し、書き込みの内容を否定。医師会病院は国公立ではないことなど、文章中の事実関係の誤りを指摘し、白血病患者の統計についても「現段階でそのようなデータについて確認できず、信憑性を疑わざるを得ない」とした。Twitterはデマ発生と拡散の格好の場になっていますよね。同じネットでも、2ちゃんねるなどの掲示板だと情報の出どころのソースを求めるのに、Twitterだとソースも求めず自分で詳しく調べもせずに人伝の情報を信じて書いて広めてしまう人が多いのはなぜなんでしょうか。そもそも放射線の影響で白血病が発症するとしても、そんな早くに影響が出るわけもないし、甲状腺の癌にしても発症まで5年以上はかかるのは、ちょっと検索してみれば分ることなのに。それにしても、こういう悪質なデマを広める人は、例えば子供が危ないと心配して書いてしまう人が居る一方で、とくに放射線など目に見えないものへの怯えゆえに、政府の発表と報道を懐疑的に観ていて、メディアの情報より第三者の情報を見て、やっぱりそうか!って感じに書いて拡散の手助けをしてしまうのでしょうか。それに、特に反原発の人なら反原発活動に利用できますから、白血病の患者が増えれば自分達に有利になるとばかりに、待ってました!とばかりに、こういう怪情報にイナゴのように飛びついていくので、人の不幸や大勢死んでくれることを今か今かと待ちわびているのが透けて見えるので嫌な気分になります。