首相、TPP交渉参加を表明 関係国と事前協議へ(中国新聞 11月11日)野田首相は事前の協議に参加するのであって交渉に参加するわけではない「ただちに参加するとは言ってない」 と誤魔化していますが、何も用がないのにレストランに行ってテーブルにつく人はいないように、 食事前提でレストランに行ってテーブルにつくわけで、事前協議は参加前提で行うからこそ意味があるわけで、参加にむけて関係各国と協議を開始する、これは事実上の参加表明です。野田首相の会見前に玄葉氏がアメリカの要求通りに、BSE規制緩和に向けた手続きを始めているように、すでにTPP交渉がスタートしているようなものです。米国産牛肉、輸入緩和手続き開始 玄葉氏が国務長官に表明(共同通信 11月11日)玄葉光一郎外相は10日午後(日本時間11日午前)、クリントン米国務長官とハワイで会談し、牛海綿状脳症(BSE)対策のための米国産牛肉の輸入規制緩和に向けた手続きの準備を開始したと表明した。「食品安全委員会にリスク評価を諮問する準備を進めている」と述べた。牛肉、郵政、自動車で事前協議=日本のTPP参加問題で―米通商代表(時事通信 11月12日) さて、今回のTPPに関しての内輪揉めで滑稽なのが、これまた“慎重派”という、反対なのか条件次第では賛成なのかよく分らない言葉で誤魔化した、TPP反対派として表だって注目されている民主党議員の面々です。民主・山田氏、首相会見「参加表明でない」=TPP(時事通信 11月11日)環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に慎重な山田正彦前農林水産相は11日夜、衆院議員会館で記者会見し、交渉参加をめぐる野田佳彦首相の記者会見の内容について「ほっとした。交渉参加表明でなく、事前協議(の表明)にとどまった」と評価した。山田氏は「(首相は)党の提言をくんで踏みとどまってくれた」と語った。離党ひとまず回避 民主反対派「長い戦いの始まり」(東京新聞 11月12日)街頭で「断固阻止」訴え TPP慎重派が集会 原口氏「民主ぶっ壊してでも」(産経新聞 11月5日)http://twitter.com/#!/kharaguchi/status/134953387421736960原口氏が光の速さで手のひらを返すのは、ほぼ100%と言われていましたが、民主党反対派・慎重派全員がコロッと態度を変え大人しくなったのを見ると、民主党の反対派・慎重派はただのガス抜き要員だったのではないでしょうか。農業関係者に民主党内にも離党覚悟で私たちのために闘う議員がいるという安心感を与えたり、民主党内で賛成多数だと世論が反対へと大きく動いた時に支持率を失うから反対派もおり議論しましたのような実績作りに表に出てきているだけです。山田氏も原口氏も本気で反対しているなら、あとで言い訳みたいな御託を並べずスパッと離党しているはずです。彼らはアホ菅の不信任の時に信念を貫いた松木氏や横粂氏以下のヘタれです。