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2011年06月18日(土) 菅直人は反原発のヒーローなのか?

まるでヘンな宗教のような集会もそうだけど、



Twitterを見てても、

最近、菅首相が反原発派のヒーローになっているのが不思議で理解に苦しみます。

原発対応を見ても酷いありさまで、

ベントが遅れたのも菅視察が原因だったことが明らかになっていますし、

福島原発でベント遅れたのは首相の思いつき視察のせいだった(NEWSポストセブン 5月31日)
政府、避難完了確認せずベント実施=福島原発事故(朝日新聞 6月10日)

SPEEDIの情報を隠蔽し地域住民の避難もさせず大量の被曝者を出してしまっています。

大量の被曝者を出してしまった時点で、

原発を否定する人からすれば許されない行為だと思うんですが、

菅首相を絶賛している人達にしても、

先週の全国で行われた反原発デモにしても、

大量の被曝者を出した菅首相を批判する言葉などはなく、

福島の子供たちの内部被曝検査を早くしろと主張する人もなく、

まるで苦しんでいる福島県民のことなどはどうでもいいような風にも受とれます。

ちなみに、ようやく福島の子供の内部被曝検査の実施が決まりましたが、

子どもの内部被ばく検査 0〜5歳先行 全国の測定機器活用(福島民報 6月12日)

この検査も自民党の森まさこ議員が委員会で何度もお願いした結果、

ようやく政府が動いたというありさまです。


他にも、国内は自然エネルギーへの転換と謳いながら、

ベトナムに原発を売り込みに行ったのは菅首相ですし、

東京電力を税金投入で救済することも決めていますし、

停止した浜岡原発以外は停止命令もしていませんし、

他の原発に関しては点検後の運転再開を認めると宣言しているように、

自然エネルギー転換を持ち出しても、

完全に原発と決別宣言をしたわけでもなく中途半端な状態で、

事故そのものは東電の責任であっても、

その後の事故対応で公表するべき情報を隠蔽し大量の被曝者を出すという犯罪級の過ちを犯し、

福島の除染などは未だやる気もなく、

言ってしまえば、原発処理を遅らせれば遅らせる程、

放射性物質を垂れ流せば垂れ流す程、原発に対する反感も高まるし、

自然エネルギーへの転換も容易になるので、

わざと真面目に対応をしていないようにも見える人物を反原発のヒーローとして扱いしているのは、

短絡的としか思えないんですけどね。










名塚元哉 |←ホームページ