「来るのが遅い」 首相の被災地視察に冷めた目(産経新聞 4月2日)「来るのが遅い」。菅直人首相は2日午前、岩手県陸前高田市の避難所のひとつ、米崎小学校体育館を訪問した。固い床にマットを敷かれただけのブースに、滞在時間はわずか20分。早急な対策を望む声があがる一方、後手後手の対応に「何をしに来たの?」という冷めた視線もあった。 自宅が津波に飲み込まれた無職、大坪涼子さん(60)は「首相は少し来るのが遅いような気はする。もっと時間をかけて多くの被災地をめぐり、被災者の声を聞いてもらえるといい」と複雑な表情を浮かべた。心臓に持病を抱える藤丸孝義さん(64)は「いつまでも共同生活をしているのでは、精神的にも体力的にもつらい。仮設住宅も一向に進んでいる気配はない」と話した。 菅首相は青い作業着姿で、体育館にいた約60人が疲労の表情で出迎えた。 「どれくらい被災者の状況を見てもらえたのか」。両親と3人で避難する漁師佐藤一男さん(45)の表情は厳しい。「まだ電気や水が通っていない避難所もある。遺体の捜索すら手を出せない人もいる。そっちに気を向けて」と話した。 住民の要望を聞きながら避難所を回った菅首相に、グローブを持った子供と母親は「野球をするはずだった高田松原球場がなくなってしまった」と涙ながらに訴えた。 仮設住宅の早期の建設を住民に約束した菅首相だったが、具体策も明言できないまま、「これからも精いっぱい、最後まで国の方も対応したい。元気を出して頑張って」「長丁場だから元気を出して」と言葉をかけるのがやっとだった。首相、被災地を視察 放水部隊に「絶対負けない信念で」(日経新聞 4月2日)赤いランドセルを見つけた首相は、昨年末に「伊達直人」を名乗る人物が全国の児童施設にランドセルを送ったことを引き合いに「何とか直人がくれたのかと思った」と冗談も飛ばした。0:09「菅総理が今こちらの避難所に入りました。しかしカメラは全てシャットアウトです。政府関係者に話を聞きますと、総理周辺は、報道陣の前で被災者から厳しい指摘を受けることを恐れていたとも言います」(記者)【ニコニコ動画】NHKラジオ 被災者「菅の視察はすごい迷惑だった」1:33〜02:08男「まあ一応来てくれたってところは、まあうれしかったですけど」 女「菅総理にお願いしたんだけど、がんばりますとの答でした。どのくらいがんばってくれるのか、どのくらい期待したらいいんだか」 女「到着することによって、会場をきれいにしてくださいとか、これはちょっと。車を整理してくださいとか、何でここの、いま大変なときにそんな体裁をつくらなきゃならないのかなと思って。ちょっとこれは意外でした」避難所の中はマスメディア完全シャットアウトというのに驚きました。被災者すべてに満足のいく手をさしのべることは出来ないのは当然とはいえ、全国ネットで、非難を浴びせられるところが流れるのは、菅首相の小さなプライドで許せなかったのでしょう。まあ、帰った後に被災者に感想を聞けば、批判の声は出てくるので、けっきょく一緒なんですけどね。被災者にも気休めの言葉ばかりで安心を与えるようなことは言えず、しかも、視察を終えて記者に感想を述べてましたが、なぜかニヤニヤしているのですから、視聴者の多くも、やっぱりこいつはダメだと印象を与えたことでしょう。これまでにも実行力が問われるときに何ひとつできないのですから、パフォーマンスも全部空振りになるのも当然です。 菅首相が被災地視察=「最後の最後まで頑張る」(時事通信 4月2日)首相は避難所で両膝をついて被災者に話し掛け、「物資が届かない状況はどうなっていますか」と質問したり、「国もしっかり対応する」と励ましたりした。>「物資が届かない状況はどうなっていますか」と質問したり、これって被災者が聞くことじゃないでしょうか。物資が届かないことを心配し対応するって言うぐらいなら、ついでに物資が集まっているのに配給が滞っている福島県いわき市に行って指示を出してくればいいのに。 ↓の動画ですが、物資が集まっているのに、3月26日の時点で、1人につき食料が、パン・ごはん・カップ麺のどれか1個と水1本って・・・。震災から2週間が経過したら、スムーズに物資を各避難所に運べてないとおかしいでしょう。