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2010年12月08日(水) いやん、ば菅・もう、あ菅・すっから菅

“ぬる菅”支持率急落も外交成果自画自賛(日刊スポーツ 12月7日)

内閣支持率が急落、政権危機もささやかれ始めた菅直人首相が6日、
臨時国会閉会を受けて開いた会見で、自身の発信や成果が伝わっていないと、いら立ちをみせた。
厳しい日程の中、外交など結果を出したと強調したが、知ってもらうためには、
自画自賛するしかない苦しい立場が現れた。
一方、問責決議案が可決された仙谷由人官房長官について「期待以上」とかばい、
内閣改造も否定した。追い詰められた菅首相は今後、展望を見いだせるのか。

 「この政権は、一体何をしたいのか。飛んでくるボールを打ち返すことだけで、精いっぱいに見える」。
臨時国会で積んだ“成果”を披露した会見の最後、菅首相は政権の本質をただされた。
首相は反論気味に答えた。
「自分が考え、いろんな人に会い、発信する余裕がないくらいタイトなスケジュールだった。
一般の方に理解してもらえるか分からないが」と、続けた。

 「APECの前にはG20があり、その前の3日間は7時間、7時間、
6時間の国会質疑があって、朝5時起きでやった」と強調。
厳しい日程をこなす中、実績アピールの余裕がなかったと説明した。
「冷静にみていただければ、(実績は)まだたくさんある。
歴代の政権ができなかったこともやっているが、伝える暇がなかった」とも述べた。

 「総理になって発言も言葉を慎重に選んできたが、元気がないと受け止められた。
これからは率直に国民に直接訴えたい」。発信を強める考えを示す一方、
「(所信表明に対する)野党の代表質問も、真正面から受け止めたものがなかった。
メディアも、私が一番重点を置いたところに多くの論評をしていただけなかった」と、
不満の先は野党や報道にまで及んだ。

 中国漁船衝突事件や閣僚の答弁、自身の発言など、菅首相にはいばらの道だった臨時国会。
報道各社の内閣支持率は危険水域の30%を割り込み20台前半の数字もある。
会見では、歯がゆさを漏らす場面が多かったが、忙しさを理由にしたり自画自賛をしたり。
必死な様子は逆に追い詰められている姿を浮き彫りにした。

 国会運営を厳しくさせた要因のひとつが仙谷氏。
今後の処遇について問われた菅首相は「期待以上の仕事をしてくれ、今も続いている」とした上で、
問責決議案は、衆院の内閣不信任決議とは重みが違うと指摘。
「改造うんぬんではなく、政権運営をしっかり進める体制をつくりたい」と内閣改造は否定。
仙谷氏を守る姿勢を示した。仙谷氏はうつむきながら話を聞いた。

 しかし、野党は仙谷氏らが通常国会冒頭で辞任していなければ、審議拒否の構えを示している。
いばらの道が続きそうな菅首相。打開のきっかけを、アピールできる機会は訪れるのか。



>6時間の国会質疑があって、朝5時起きでやった」と強調。
>厳しい日程をこなす中、実績アピールの余裕がなかったと説明した。

まるで自分だけが過去に例がないほど多忙みたいな発言ですが、

歴代首相だって皆通った道ではないでしょうか。


>歴代の政権ができなかったこともやっているが


確かに、

尖閣問題では日本の主権を損なってでも中国の権益を優先させたり、

中国への弱腰対応を見て安心したロシア大統領を北方領土に乗りこませてしまったり、

連立解消をした相手に、ご機嫌をとってまた連立に戻ってもらったりと、

今までの政権ではできなかったことをやっていますね。


細野極秘訪中 仙谷氏「関知せず」、親交のコンサルタントは「私がセットした」(産経新聞 12月7日)

仙谷由人官房長官は7日の記者会見で、尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件後の
今年9月に民主党の細野豪志衆院議員が「密使」として訪中し、
中国の戴秉国国務委員と打開策を協議したことが仙谷氏の依頼によるものだったとする
関係者の証言について「関知していない」と否定した。

 仙谷氏と親交がある民間コンサルタントの篠原令氏が「仙谷氏とは学生運動時代からの知り合いで、
(訪中仲介を)頼まれたからやるべきことをやった」と語り、
仙谷氏の要請で会談をセットしたことを6日夜のTBSの報道番組が紹介した。

 篠原氏は7日、産経新聞の取材に事実関係を認めた上で「戴氏は私の古くからの友人のためセットできた。
仙谷氏の立場では実際がどうであれ、二元外交と批判されるので
『関知しない』と言わざるを得ないのだろう」と語った。



仙谷氏が否定しても細野氏が密使なのはタイミング的にもバレバレ。

しかも会談した人物が中国の国務委員長だし。

普通、日本の小物議員の私的訪問で、党の大幹部が会うんだよって話です。

あとは会談の手土産がなんだったのかだけ。

まあ、十中八九、フジタ社員釈放と引き換えに海保ビデオを非公開する約束だったのでしょうけど。









名塚元哉 |←ホームページ