降ってわいたペット税構想 無責任買い主防止狙うも抗議殺到(産経新聞 12月2日)犬や猫などの飼い主に税金をかける「ペット税」構想が民主党内で急浮上している。ペットを無責任に捨てる飼い主に動物愛護の自覚を促すのが目的だが、税収が保健所の「殺処分に使われる」とのうわさが広がり、党本部に抗議が殺到する事態に。一方で具体的な制度設計はまったく進んでおらず、単なる“空騒ぎ”に終わる可能性も高い。ペット税構想は自民党政権時代にもあった。ペット購入時に税金を支払い、税収を動物収容施設の収容期間を延長するための運営費や飼い主への啓発活動に充てるというものだ。 ペット法制に詳しい帯広畜産大学の吉田真澄副学長は「ペット税は諸外国では珍しくない」と話す。代表例はドイツの地方税「犬税」で、税額は円換算で年1千〜2万円と自治体ごとに異なる。日本では犬猫合わせて年間約28万匹(20年)が殺処分されている。「税金を払うことで家族の一員を迎えるという自覚につながる」(日本動物愛護協会)と歓迎する声もある。 ただ、民主党の提言は制度の具体案に言及しておらず、財務省は担当部署すら決めていない。23年度税制改正での実現はほぼ不可能で「世論喚起のため提言に盛り込んだ。本気で法制化するつもりはない」(民主党関係者)と冷めた意見もある。降って湧いたペット税構想だが、民主党内の思い付きは、人間だけでなく犬や猫まで振り回すことになりかねない。ペット税には賛成なんですが、日本の場合は、例えば、数年前サラ金のCMでチワワが出ていたら、チワワブームになったような感じに、ペットをファッション感覚やオモチャ感覚で飼って、飽きたら捨てる非常識な人も多いので、課税対象になったとたんに捨てる飼い主が増えそうな気もします。むしろ、ペット税導入の前に、金儲けの為に劣悪な環境下で犬や猫を繁殖のためだけに飼育して、子犬や子猫を無責任に売りつける悪質なブリーダーとか、犬や猫をペットショップの店頭で販売して、購入者の自宅の大きさとか最後まで育てられるかなどを調査せず、なんでもかんでも売れればいいと、販売するような今の状況を禁止して欲しいものです。入口を制限しなきゃ不幸な動物は減りません。 ◆犬好きの小沢、鳩山両氏が動物愛護議連結成 「動物との共存」訴える(産経新聞 12月2日)民主党の有志議員でつくる「動物愛護管理法改正を検討する議員連盟」の設立総会が2日、国会内で開かれ、ともに犬好きとして知られる小沢一郎元代表と鳩山由紀夫前首相がそろって出席した。 シバイヌを飼っている小沢氏は「『籠の鳥』という言葉があるように、生き物を一生懸命飼うのが人間との共生と矛盾しないかと時々考えている。命を授けられた動物同士だから共存していくことは当然だ」と述べた。 総会には小沢、鳩山両グループを中心に約60人が出席。来賓には、動物愛護の活動に取り組んでいる女優の杉本彩さんも招かれた。議連の会長に松野頼久前官房副長官、顧問に小沢、鳩山両氏が就任した。鳩山由紀夫は政界を引退して、有り余る金を利用して動物保護センターを各地に作って余生を過ごせばいいのに。ドイツみたいに保護している犬や猫の新たな飼い主を捜しつつ、引き取り手の見つからない犬と猫は死ぬまで飼育する施設を。議連を作って、新たな利権を得るより、「鳩山動物愛護センター 友愛」を作れば、政治家として日本を無茶苦茶にした罪滅ぼしになって、最後には全財産を投げ打っていい仕事をしたねぇ〜、これこそ動物愛護で友愛だねぇ〜と評価されるんじゃないでしょうか。