日韓併合百年、改めて反省とお詫びの首相談話(読売新聞 8月10日)【菅首相会見速報】日韓併合100年談話「これからの100年を共に歩む気持ちで作成した」(産経新聞 8月10日)【菅首相会見速報】日韓の補償問題「解決済み」(産経新聞 8月10日)菅直人首相は10日午後の記者会見で、日韓間の補償・請求権の問題について、「日韓基本条約の考え方を確認し、その考え方を踏襲してきた。法律的な形のものはもうすでに完全に解決済みという立場だ」と述べ、日韓併合100年に伴う首相談話を受け、改めて補償問題を議論する考えはないことを強調した。---------------------------------------------------------------------危惧していた新たな賠償は解決済みとして行わないということなので、少し安心したのですが、ただ、過去に解決済みの国家間の事案を持ち出してきて、しかも、これまでに仙石官房長官が談話の内容について、賠償が足りないなど無責任に好き勝手なことを言っていたこともあって、新たな談話=賠償を連想させるには充分すぎたこともあり、韓国側は新たな賠償をかなり期待していたようで、メディアや市民団体が談話の内容に反発しています。日韓併合首相談話、「文化財返還はほんの始まりに過ぎない」−韓国メディア(サーチナ 8月10日)韓国市民団体、日本首相「謝罪談話」に失望表明(聯合ニュース 8月10日)植民地支配の被害者の補償問題に対する言及もない、言語的修辞にとどまったことが残念だとし、全体的な流れから見ると、韓国と日本間の不信と障壁を乗り越えるには不十分だったとした。 太平洋戦争犠牲者遺族会も、「本当に期待に及ばない内容だ。日本が本当に反省しているのか疑わしい。談話にある『痛切な反省』も信じられない」と述べた。 文化財返還と関連しては、国際法改正で日本が保有したくてもできなくなっていると指摘し、日本は韓国から持ち出した文化財をすべて返還すべきだと強調した。 韓国挺身隊問題対策協議会もまた、植民地支配で苦痛を受けた被害者問題に対する明確な見解を明らかにせず、謝罪だけするのはまったく意味がないと強調。歴史問題を真実で解決しようとするなら、被害者への補償と立法措置を行うべきだと提案した。日韓併合100年:首相談話 「条約の強制性に言及せず遺憾」−−民団コメント(毎日新聞 8月10日)首相談話について、在日本大韓民国民団中央本部は、村山首相談話を踏襲した内容を評価する一方で「(日韓併合)条約の強制性に言及していないことは遺憾。謝罪や反省より、条約自体が無効であることを認めることが、今後の日韓関係にはプラスだ。併合の結果として日本に在住している在日韓国人の参政権の早期付与を望む」などとコメントを発表した。在日本朝鮮人総連合会中央本部は「コメントなどを出す予定はない」としている。---------------------------------------------------------------------新たな談話の発表は日本の保守層から反発を受け、韓国とは友好関係を築けるどころか、「同情するなら金をくれ!」「謝罪するなら金をくれ!」と、消えかかっていた火に油を注いだ形となり余計な感情が高まってます。しかも、火種は中国にまで飛び火しています。菅首相の韓国併合「謝罪談話」、ネットで“火に油”=中国(サーチナ 8月10日)このどちらからも反発を受ける図式は、鳩山政権による、纏まっていた普天間基地の問題を自己満足でグチャグチャにし、日本の保守と左派に沖縄県民とアメリカ政府から批判を受けたのと同じで、ホント、民主党はやることなすことろくな結果を残しません。韓国が納得する真の謝罪とは、もっと反省しろ。反省したなら補償しろ。補償が全然足りない。納得するまで金を出せ。韓国の歴史を受け入れろ。靖国神社へは参拝するな。参政権を寄こせ。竹島を諦めろ。日本海は東海(トンヘ)に名称を変えろ。すなわち韓国側の要求を全て飲めということですから、形だけの謝罪と反省では微塵も納得しないというわけです。新たな談話を発表するとしながら、これまでの流れに配慮した談話で、韓国側から形だけの謝罪と反省として受け取られ火に油を注ぐぐらいなら、これまでの内閣のように談話なんか作らず、村山談話を踏襲しただけのほうが、まだマシです。