よく見りゃ似てるこの二人民主党政権で初の死刑執行=法相自ら立ち会う―1年ぶり、篠沢死刑囚ら2人・法務省(時事通信 7月28日)法務省は28日、宇都宮市の宝石店に放火し、女性店員ら6人を殺害した強盗殺人事件で死刑が確定した篠沢一男死刑囚(59)と、埼玉県熊谷市の4人殺傷事件で死刑が確定した尾形英紀死刑囚(33)について、刑を執行したと発表した。死刑の執行は昨年7月以来1年ぶりで、民主党政権下では初めて。 死刑廃止論者だった千葉景子法相は同日の記者会見で、死刑執行に自ら立ち会ったことを明らかにした上で、東京拘置所の刑場を今後公開し、法務省に存廃を含めた死刑制度を考える勉強会を立ち上げる意向を示した。同省によると、法相が死刑執行に立ち会うのは初めて。 勉強会は外部有識者からの意見も聞いた上で、結果を公表する方針。千葉法相は「死刑について広く国民的な議論が行われる契機にしたい」と述べた。 千葉法相は、死刑執行の理由について「いずれも残忍な事件で、十分な審理を経て死刑が確定した」と述べた。前回から1年となるこの時期に執行したことには「さまざまなことを考えた結果だ」とした。 法務省によると、未執行の死刑確定囚は107人となった。---------------------------------------------------------------------まさかの展開です。昨日の会見でも死刑執行に関して慎重に判断したいという考えを述べていたので、死刑執行にサインをすることはまず無いだろうと思っていました。千葉氏、民間人法相でも「死刑は慎重に」(産経新聞 7月27日)千葉氏が落選したのにそれでも大臣の職務に就いていることに国民の多くも疑問に感じていますし、野党は千葉氏が法相に留まることを追求します。明後日から臨時国会が始まることもあるので、職責を守っての執行そのものには何の問題もありませんが、どうしても、このタイミングでの死刑執行は、その批判を避けるため和らげるために、信念を曲げて死刑を執行したとしか思えないというのも正直なところです。死刑執行のサインをしないと、法務大臣としての仕事をしろ!と批判され、死刑執行のサインをすると、批判をかわすためのパフォーマンスだろと言われ、千葉氏にしてみりゃ、どうすりゃいいのって感じかもしれませんが、また来月か再来月にも死刑を執行すれば、パフォーマンスという批判は消えるのではないでしょうか。ところで、民主党は事あるごとに税金の無駄の削減を金科玉条・錦の御旗のごとく主張していらっしゃるのですから、1人あたり年間約600万円もかかる死刑囚、107人も存在する金食い虫の死刑囚を仕分けの対象としてバンバン死刑にすれば、10人で年間6千万、20人で年間1億2千万円の税金の無駄の削減になると思うのですが。