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2010年02月26日(金) 150も出されちゃ敵うわけねえ。

真央、銀メダルに号泣「悔しいです」/フィギュア
ヨナ、世界最高得点で金メダル!

韓国のみならず外国メディアからも「金は確実」と言われつづけ、

日本にだけに負けることは許されないというナショナリズムの重圧が伸しかかる

大きなプレッシャーの中で、

1つのミスも犯すことなく演じきった精神力には脱帽もので、

キムヨナ選手の金メダルに値する演技には心から称賛の声を贈ります。

仮に、あの後、ノーミスで浅田選手が完璧に演じきれていたとしても、

150も得点が出されちゃ敵うわけありません。

インタビュー中の涙は、

銀メダルだったからということ以上に、

最後の最後でミスしてしまったことの

自分に対しての悔しさもあってのことなのでしょう。

でも、トリプルアクセルという難易度の高い大技にSPとフリーの両方に挑戦して、

しかも3回とも成功させたのですから、

例え欲しかったメダルと色が違ったとしても価値のあるメダルですし、

泣くのは今日だけにして、

明日からは笑顔で胸を張って帰ってきてほしいですね。

安藤選手も鈴木選手も素晴らしかった。男子も全員素晴らしかった。

でも、正直に言えば、採点基準に関しては、

やっぱりモヤモヤしたものが残ってしまいます。

GOE
ヨナ: 17.40 ←
真央: 8.82
ロシェット: 4.42
長洲: 8.50
安藤: 5.30

男子GOE加点
ライサ 9.1
プル  7.08
高橋  3.2
ランビ 2.58
Pチャン 3.6

正直、キムヨナ選手やロシェット選手への点数のつけかたを見ていたら、

長洲選手に銀を持っていかれるかもとヒヤヒヤしました。

それぐらい基準がさっぱり分かりません。

一昨日の日記でも書きましたが、

技を成功させることよりも芸術性と表現力が重要視され得点を得ることが出来るのなら、

難しい技を組み込む意味がありません。

男子・女子合わせて今回の競技の教訓を生かして、

より多くの得点を得るために対応を代えてくるでしょうから、

優勝に近づくためには誰も危険を冒してまで大技にチャレンジすることもなく、

味気ないものばかりになるのではないでしょうか。


<五輪>トリプルアクセルを飛んだのに2位?!
浅田真央の問題は新ルールへの対応にあり―中国メディア
(レコードチャイナ 2月25日)

問題は演技構成にある。
浅田のトリプルアクセル〜ダブルトーループの基礎点は9.5点、加点が0.6点。
キム・ヨナのトリプルルッツ〜トリプルトーループは基礎点が10点、加点が2点で、
コンビネーションジャンプだけで1.9点もの差がついた。
女子選手にとってトリプルアクセルの難易度はきわめて高いものだが、
点数はそれを反映したものではない。新ルールの不公平さを示すものであると同時に、
浅田の演技構成の問題を示すものと言える。

もしトリプルアクセルをコンビネーションではなく、
後半に単独で飛んでいればそれだけで全体の基礎点は2点以上高まっていたはずだ。
体力や安定性などを考慮しての判断だったかもしれないが、
コーチのタチアナ・タラソワ氏の責任は免れない。

ジャンプ以外でもキム・ヨナは手の動作が多く、
新ルールの「上体の表現」に照準を合わせた演技を取り入れた。
一方、浅田はスケーティング技術や完成度ではキム・ヨナを上回っているが、
新ルールに対応したものとは言えない。数々の五輪王者を育ててきた
タラソワ氏だが、新ルールに対応できず時代遅れの指導となってしまった。

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私の素直な気持ちを言えば、

難易度の高い技の成功は正当に点数として評価されるべきだと

今の採点基準には非常に憤りを感じているのですが、

しかし、難易度の高い技が正当に評価されない不公平がある現状を

まざまざと見せつけられると、

浅田選手は新しい採点基準に対応できるコーチに変える必要があるのかもしれません。


最高を求めて頑張り、そして更なるステージを目指す浅田選手に捧げたい歌。









名塚元哉 |←ホームページ