小沢幹事長：「陸山会貸付に関する経緯の説明」全文(毎日新聞 1月23日）小沢氏が記者会見「裏献金一切もらっていない」（産経新聞 1月23日）黙秘権を告げられた後の被疑者扱いの事情聴取でしたが、これは、事前に小沢側からのリークで報道されていたので驚きもしませんが、聴取後の会見においても、マネーロンダリングを疑われて仕方のないのような複雑な金の動かし方について、けっきょく何一つ説明もされていません。むしろ、誰しもが疑問に思う部分についての説明を父からの遺産だとか銀行からの融資の４億円だとか銀行っていつ潰れるか分からないので自宅に保管してたとか一転二転三転させた挙句、ついに「私は何も知らない」「担当秘書に任せていた」というありがちな釈明が出ていました。会見での日本テレビの女性記者の質問ですが、「政治資金規正法に基づく収支報告書の虚偽記載の件で、一点だけご確認をさせて頂きたいのですけど、これまで幹事長は、これは単純な記載ミスであるというふうにご説明されてきました。で、今日の会見をうかがっておりますと、一切関わっていないと、 というふうに仰っておられるのですけれども、一切関わっておられないのだとすれば、 なぜ単純ミスだというような評価が、これまでできたのでしょうかと、いうことについて一点おうかがいいたしたいと思います。」 小沢は、この鋭い質問の答えに詰まりました。 時間的、金額的において辻褄を合わせられる説明が難しいので、戦略として、とりあえず全て秘書のせいにするしかないのかもしれませんが、シロであっても小沢が「クロ」と言えば、「クロ」と言わなければならないほど小沢に絶対服従といわれている秘書達が、小沢に黙って勝手に金をかき集めたり偽装なんかできるのでしょうか？潔白を主張してくるのは想定の範囲内ですし、これからは、鳩山首相と同じように「僕は何も知らない、秘書が勝手に行っていたこと」で逃げ切るつもりでしょうから、この先、検察がどう動くかです。 これで終わりなんてことは無いと思うのですが。
