日経新聞 春秋(12/25) 鳩山首相にあだ名をつけるとしたら、どんな呼び名がぴったりか。最近あるテレビ番組でこの話題が出た。出演者の一人で、アニメや漫画にも詳しい経済評論家が答えたのは「エヴァンゲリオンのシンジ君」。思わずぷっと噴き出した。▼エヴァンゲリオンは10年余り前に登場したSFアニメだ。少年少女が人類の敵と戦う話で、シンジ君はその主人公だが、気は優しくて、行動はぶれがち。強権的な司令官にびくびくし、自分の存在意義に悩み続ける。ヒーローらしからぬところが当時はかえって共感を呼び、女性ファンの目にはカワイイと映った。▼首相の資金管理団体の偽装献金問題で元秘書がきのう在宅起訴された。昨夜は首相自ら記者会見し、国民への説明を試みた。苦しくとも職は投げ出さない、逃げてはいかんという。ちょっと頼りなげなシンジ君も初めての戦闘に臨んで「逃げちゃダメだ」と繰り返し、必死に自分を鼓舞した。確かに印象がダブる。▼普天間から予算まで、ぶれる姿が日々国民の目に映る。期待が失望に転じては首相も不本意だろう。今年公開された新作では、シンジ君が果敢に決断する男に一皮むけ、昔のファンも喝采した。難題山積、立ち止まるのは許されないと語る首相は、アニメ好きでもあるらしい。映画を見たら変身へ勇気がわくかも。 ------------------------------(引用終了)-----------------------------テレ朝のスーパーモーニング内での発言で、発言者は森永卓郎氏だそうですが、森永氏はエヴァの何を観てきたのだと問いたい。シンジ君は重荷に耐えきれず逃げ出すこともありますが、いつも最後は覚悟を決めてエヴァに搭乗して戦ったけれど、鳩山首相の場合は、ほとんどの事柄において「決めちゃダメだ、決めちゃダメだ、決めちゃダメだ・・・」と、自分で覚悟を決めれず他者に判断を委ねるばかりじゃないですか。昨日の謝罪会見がすんで、今日の晴れやかな鳩山シンジ君の気持をエヴァ最終回で例えるならば、鳩山「そうだ、僕は僕でしかない。 僕は僕だ、僕でいたい。僕はここにいたい! そうだ、僕は総理大臣のままでいいんだ!!」 小沢「おめでとう」 鳩ママ「おめでとう」 幸「おめでとう」邦夫「おめっとさん!」 岡田「おめでとう」 菅「おめでとう…」亀井「おめでとう!」福島「おめでとう」その他の大臣省略鳩山「ありがとう!(ニコッ!)」 小沢に、ありがとう 母(の献金問題)に、さようなら そして、全ての国民(チルドレン)におめでとう?終。で、それを見た国民からブーイングが巻き起こったので、新たに作り直した劇場版に物語が進み、日本人補完計画によって、サードインパクトとして外国人参政権と国籍条項撤廃に東アジア共同体が始まり、鳩山首相と妻の幸以外の日本人は、みんな溶けて一つになって終劇。みんな溶けて一つになっていくところで流れる歌はもちろんこれ。歌詞の出だしの「そう私はあなたを失望させてきた」なんてピッタリ。 ・・・自分で書いていてむなしくなったよ・・・。ところで、新劇場版:破のDVDっていつ出るんでしょうかねぇ?心待ちにしているのですが。