首相、子ども手当「所得制限設けず」鳩山由紀夫首相は21日夜、首相官邸で記者団に2010年度予算編成の焦点であるガソリン税などの暫定税率について「仕組みそのものはいったん廃止するが、税率は維持することにした」と表明した。子ども手当の所得制限については「所得制限は基本的には設けない」と語った。 (日経新聞 12月21日)-------------------------------(引用終了)---------------------------廃止の可能性を含めた「暫定税」から「恒久税」になり、さらに環境税なども将来追加で大幅増税。財源の確保は無駄を削減と埋蔵金で大丈夫だから安心して任せてほしいと言い、家計支援で内需拡大を謳っていたくせに、大方の予想通り、それができなくなって事実上の増税に舵を切った民主党。これは詐欺と言われても仕方ありません。子供手当ても財源が増税で補われるのならば、子供手当ての支給は15歳を越えたら終わりですが、その後も増税分の支払いはついてくるので、貰える家庭にとってはプラスマイナス0どころか、負担が増えるマイナスになるでしょうから、子供がいる家庭で貰えるからと浮かれてばっかりはいられないと思うんですよね。テレビを見ていると「苦渋の決断」と擁護している番組がありましたが、甘い見通しをしていた自分の首を絞めただけで苦渋でもないと思いますし、他の番組ではコメンテーターが「詐欺に近い」とか一斉に批判していましたが、民主党のマニフェストなんて、票を得ようと何でもかんでも美味しいことを言って風呂敷を広げただけで、財源の確保が未知数なことや税収の悪化などで、その風呂敷をきれいに畳むことができないかもしれないなんて素人からしても分かりきっていたことなのに、それすら指摘もせず、民主党を応援して、自分達が、その詐欺師の片棒を担いでいたことの自覚がないのでしょうか。日本のマスメディアなんて、戦時中は戦争を煽りに煽って、敗戦した戦後は、騙された脅されていたと軍部にだけ責任を押し付けてるあの頃から、ちっとも成長していませんよ。むしろ劣化しているかもしれません。◆暫定税率維持、自ら判断=鳩山首相鳩山由紀夫首相は22日午前、ガソリン税の暫定税率の水準維持が小沢一郎民主党幹事長主導で決まったとの見方について、「民主党の声を聞き、当然国民の思いが背後にあると理解する必要がある。そこで最終的に私が判断した」と強調した。決定過程が不透明との指摘に対しては、「極力オープンな政権を目指している。決定過程が間違っているとは思わない」と語った。首相公邸前で記者団の質問に答えた。 (時事通信 12月22日)-------------------------------(引用終了)---------------------------政策の是非は別として、子供手当は所得制限容認派が多数で暫定税絵率は廃止派が多数なのに、国民の思いと間逆の決断をした上での発言なんだから、思いとやらを勝手に都合よく脳内変換できるこども総理には恐れ入ります。本当のところは、これ↓だけどね。朝は暫定税率引き下げ指示→小沢怒る→維持(日テレNEWS 12月22日)