元少年、慰謝料求め提訴 光事件実名本出版で光市母子殺害事件の被告の元少年(28)=死刑判決を受け上告中=の実名を記した本の出版をめぐり、元少年が2日までに、出版社などを相手取り、出版差し止めや販売禁止のほか、出版によって精神的苦痛を受けたとして慰謝料約1千百万円の支払いを求める訴訟を広島地裁に起こした。 訴状によると、元少年側は、実名などを掲載した本の出版は明らかに少年法に違反し、元少年の成長発達権やプライバシーの権利を侵害すると主張。出版により「重大な精神的苦痛も受けた」としている。第1回口頭弁論は11月26日の予定。(中国新聞 '09/11/2)-------------------------------(引用終了)-------------------------->出版により「重大な精神的苦痛も受けた」としている。どの口でそんなことが言えるんでしょうか。そもそも、犯罪を起こさなきゃ、そんな精神的苦痛もなかったのに。心の底から反省していて、殺された被害者のことや残された遺族の一生癒えることのない苦痛を考えれば、普通、軽はずみに「精神的苦痛」という言葉は使えないのではないでしょうか。例え数年前からネット上で実名と写真が出回っていて本を買わずとも知ることができるにしても、実名での出版が少年法違反に抵触するのは事実ですが、殺人を犯した人間が「精神的苦痛」とか言いだすと、「お前が言えた義理かよ!身の程を弁えろ」と憤りを感じます。