鳩山氏、虚偽記載は2177万円 原資はすべて本人資金民主党の鳩山由紀夫代表は30日夕、国会内で記者会見し、自身の資金管理団体「友愛政経懇話会」の政治資金収支報告書虚偽記載問題について、2005〜08年の4年間で計90人で193件あり、総額2177万8千円に上ることを明らかにした。原資はすべて鳩山氏本人の資金だったと説明し「政治団体の代表者として誠に申し訳ない。国民に深くおわびする」と陳謝した。 鳩山氏は虚偽記載の理由について「私への個人献金があまりに少ないので、(経理担当者が)それが分かったら大変だとの思いがあったのではないか」と述べた。 その上で、経理を担当した公設秘書の解任を表明。会計責任者の政策担当秘書については「しかるべき処分をしたい」とした。同時に政治資金収支報告書の修正を指示したことを明らかにした。(共同通信 2009/06/30 19:00)民主代表、献金問題で辞任を否定 「説明責任果たしたい」民主党の鳩山由紀夫代表は30日夕、国会内で記者会見し、政治資政治資金収支報告書にすでに亡くなった人からの献金が記載されていた問題について「一秘書がやったことであるが、監督責任があることは理解している。できるかぎり説明責任を果たしたい。代表を辞めることを考えているわけでない」と述べた。 そのうえで「選挙への影響が最小限にとどまるよう努力したい」との考えを示した。(日経新聞 6月30日18:09)-----------------------------(引用終了)---------------------------->鳩山氏は虚偽記載の理由について「私への個人献金があまりに少ないので、>(経理担当者が)それが分かったら大変だとの思いがあったのではないか」と述べた。1週間も調査して、結果がこんな理由だなんて。しかも「あったのではないか」と曖昧だし。仮に、この理由が事実だったと仮定して、献金額が少なくて可哀想という気持ちがあったとしても、なぜ、個人資産を他人の名前を偽ってまで献金に利用する必要があったのでしょうか。違法な偽装献金なんて、虚偽記載で逮捕という可能性もあるほどリスクが高すぎて、 ばれた場合、秘書の立場どころか鳩山代表にさえ不利益を被りかねないのに、犯罪を犯して額面を増やしてまで、何の得があるのか分かりません。これは、脱税や政治資金規正法の明確な違反にならないのでしょうか。(まあ、他人の名前を使ったので虚偽記載という罪は確定ですが。)むしろ、こんなくだらない理由を述べて、秘書のせいにして言い逃れしなきゃいけないほど、本当は、献金元の名前が明かせないような人物や団体からということもあるかもしれません。報告書に名前が記載されているだけで、鳩山代表が知らぬ存ぜぬなほどこんなにずさんなら、それ以上に件数が多い記載義務がない5万円以下の低額献金も怪しいところがあるかもしれません。鳩山代表は、ほかの主だった政治家とくらべて、異常に個人献金の比率が高いそうですから。それにしても、これが麻生首相や自民党の閣僚だったら、テレビの報道は、勝手に名前を使われた本人にインタビューして、ニュースやワイドショーで流し、野党議員とコメンテーターが「秘書のせいにするな!今すぐ辞任しろ」の大合唱になっていると思いますが、民主党は企業献金禁止で個人献金だけにすると主張している今、政権交代間近で総理大事になるかもしれない野党第1党の代表の説明がつかない不可思議な個人献金疑惑でも、メディアの追及が甘いですねぇ。サマーカットで、ビーグル犬のように変身。