小沢代表が辞任会見で美人キャスターにマジギレ寸前(一部抜粋)記者との質疑応答の際は、発言する記者には一目もふらず、ただじっと前を見つめながら応答した。しかしテレビ局の女性キャスターからの質問に態度が急変する。 「党内や有権者からも辞任自体が遅すぎたことによって党にダメージを与えたという声もあります。離党や議員辞職も選択肢として考えられるのですか?」 その質問に小沢氏は会見で初めて質問者の方を向き「なぜ離党、議員辞職しないといけないのですか」とブチギレ寸前。 「献金事件というカネにまつわるイメージを民主党から離すために離党すべきじゃないかと」と続ける記者の質問をさえぎるように小沢氏は「私は、政治資金の問題についても一点のやましいところもありません。政治的な責任で身を引くわけでもありません」と強調した。さらに「あなたどこだっけ、会社?」と聞き返し、記者が「日本テレビです」と答えると「日本テレビでもよく国民のみなさんの調査をするべきだと思います」と小沢氏が言い返す一触即発の雰囲気に場内は静まり返った。質問したのは帰国子女で東大卒のエリートとして有名な七尾藍佳キャスター(30)。日本テレビ系「NEWS ZERO」でリポーターを務めながらフリーキャスターとして活動している。超エリートという肩書の一方で、一部では場の空気が読めない女性との声も。しかし、今回はそんな歯に衣着せぬ物言いの美人キャスターの活躍で、小沢氏が最後まで西松建設事件の説明責任を果たすつもりがないことが露わになった。金権政治と揶揄される巨大な利権を手放す気は小沢氏には毛頭ないようだ。(内外タイムス 2009年5月12日)-----------------------------(引用終了)----------------------------記事に書かれたキャスターが美人かどうかはともかくとしても、あの会見では、国民が聞きたい(知りたい)部分を質問したのですから、唯一まともな質問をしており、今回に限っては記者として空気が読めていたのではないでしょうか。海外メディアの報道を見ていると、外国人の記者は相手に対して容赦のない質問を浴びせ、問う側と問われる側の双方とも本気で言葉のやりとりをしていると感じますが、日本の記者会見となると、政治家への会見の場合は、企業の不祥事に対する記者の強気な会見と違い、質問を配慮したり遠慮したりして、外国の記者との違いに情けない気持ちにさせられます。限られた時間の中で聞く必要のない質問をしたり、国民が知りたいような相手が聞かれると困る確信的な部分を聞かない。時には、事前に会見のやり取りが決まっていることもあります。日本のジャーナリズムはジャーナリズムの体を成しておらず、そして、あの会見の場で良くぞ聞いてくれましたと褒めるような、こんな記事が出てくること自体も、日本のジャーナリズムの恥をさらけ出してしまっています。