マクド、東京の先行店でもバイト動員 行列演出を認める日本マクドナルド(東京都)が新商品「クォーターパウンダー」の発売時にアルバイトを集めていたことが大阪で明らかになったが、東京都渋谷区内の臨時ショップ2店で11月に発売した際にも、アルバイトを集めて行列に並ばせていたことがわかった。同社は大阪のケースは「モニター調査」としていたが、今回は「発売日を盛り上げたかった」と、商品PRの演出だったとしている。 同社によると、関東では初の発売となるため、事前に「熱心なファンに並んでほしい」とマーケティング会社2社に依頼。両社からそれぞれ委託されたイベント会社2社が「イベントスタッフ」としてバイトを集め、11月1日に臨時ショップの渋谷東口店と表参道店で発売する際、開店前からバイトが並んだという。 客として商品を買い、時給や購入代金はマクドナルド社が負担したという。開店前の時点で表参道店には約500人、渋谷東口店には約50人の行列ができていたという。 日本マクドナルドコミュニケーション部は「発売日を盛り上げたかった。並んでもらったのはマーケティング手法の一つ。今後は誤解のないよう検討したい」と話す。バイトの人数は明らかにしていない。 両店は11月下旬まで営業。同社が同19日に発表したニュースリリースでは、「大変な盛況の中、多くのお客様に魅力をお楽しみ頂いております」と紹介していた。(朝日新聞 2008年12月27日)-----------------------------(引用終了)----------------------------「発売日を盛り上げる為の演出」など、どんな弁明をするのも自由ですが、行列が長くなればなるほど、さらに一般のお客さんを呼び寄せることができて、売り上げを伸ばせるわけですから、マックにとっては得でしかないわけです。ただ、サクラの人数が多ければ、その商品が食べたくてお店を足を運んだ一般のお客さんの待ち時間が、余計に長くなるわけです。しかも、サクラには、購入費とバイト代が支払われているわけで、それを知らず列に並んでいた一般のお客さんが、この事実を知って、どう感じているのかを考えて、発言した方がいいのではないでしょうか。お客さんの気持ちより、盛り上げる演出や売り上げアップを選ぶようでは、批判がでるのも当然といえるのではないでしょうか。