日本テレビ37年ぶり赤字、テレビ東京も赤字…中間決算在京民放キー局の2008年9月中間連結決算は、景気後退の影響で主力の広告収入が減少し、経常利益はフジ・メディア・ホールディングスを除く4社が前年同期比で減益となった。 このうちフジは、番組制作費を約60億円削減したことや、通信販売子会社の業績回復などが貢献した。TBSの売上高は、東京・赤坂に3月開業した複合商業施設などの不動産事業が押し上げ、日本テレビを抜いて2位となった。 ただ、各社とも番組の間に流すスポットCMが急減しており、本業部門は厳しい。税引き後利益は、日本テレビが半期ベースで約37年ぶりの赤字に転落し、テレビ東京も中間連結決算の発表を始めた02年以降、初の赤字になった。(読売新聞 2008年11月13日21時52分)-----------------------------(引用終了)----------------------------ネットに広告を食われてしまっている現状、既存メディアであるテレビ局のみならず、広告費の減収で月刊雑誌は休刊が相次いでいますし、新聞もギリギリで運営されているそうです。在京キー局がこれでは、テレビ製作の下請け会社に負担が強いられるわけですから、現在の蟹工船のように、かなり悲惨な状況に追い込まれていることでしょう。広告収入源で制作費が低予算になれば、大胆なことは出来ませんし、これまでは職人気質の人間が支えてきたTV業界ですが、有能なクリエーターは他の業界へ逃げていくのですから、何処の局も似たような番組が並んでしまうわけですね。すでにこの状況なら、完全デジタル化の2011年には、もっと悲惨な状況になっているかもしれず、民法なんて1社か2社潰れているかもしれません。多チャンネル化によってCS放送が見られるようになって、最近は特に感じますが、ディスカバリーチャンネルや、ヒストリーチャンネル、アニマルプラネットなど海外の丁寧に作られた優良な番組が放映されているCSのほうが、じっくり落ち着いて見れるのでお薦めですよ。