今日の『たかじんのそこまで言って委員会』は、拉致被害者の横田めぐみさんのご両親が特別ゲストとして招かれていました。横田さんご夫妻の一言一言は重みがあり、いつも心痛めるのですが、パネラーの田嶋陽子さんが、国交正常化すれば、北朝鮮と日本で自由往来が出来るから、日本人が北のどこへでも行けるようになれば、拉致問題もスムーズに解決するというような内容のいつもの自論を展開していました。国交正常化すれば拉致問題が解決すると思いますか?私はそうは思いません。自由に行き来できるなんて言われますが、北朝鮮から日本へは正常化せずとも、工作員らが自由に行き来しているので、変わらないでしょうが、正常化されたからといって、日本人が北朝鮮を自由に旅行することは無理ではないでしょうか。すでに北と正常化している国は多く存在しますが、それらの国々の人間が自由に北朝鮮を旅行しているかといえば、そうではなく、ほとんどが首都の平壌しか行けないわけで、しかも、平壌であれども、通訳や旅行コーディネーターを兼ねた監視がついているので、自分の思いのまま自由に行動は出来ません。そんな感じなのに、「日本だから特別に」なんてことはないでしょう。だいたい、経済が発展し民主化しつつあるような中国でさえ、まだ隠された部分があるというのに、圧制に苦しむ国民など隠したいことだらけの北朝鮮が、たかだか国交正常化ごときで態度が変わるわけはありません。なんで、あんなに北朝鮮への幻想を抱いているのか不思議です。関連ブログ:『ぼやきくっくり』さま 2008.06.15 「たかじん委員会」横田早紀江さんの言葉◆朝日新聞社員を傷害で逮捕=タクシー運転手殴る−警視庁モンスター新聞が日本を滅ぼす高山 正之PHP研究所 2008-04-17売り上げランキング : 1303おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools帯より「地獄への道は『朝日新聞』の『善意』で敷き詰められている」