歌川広重の保永堂版「東海道五十三次」をモチーフに、水木しげるさんが妖怪を描き加えた遊び心満載の画集『鬼太郎と行く妖怪道五十三次』を購入しました。広重版 日本橋水木版 日本橋こんな感じにコラボレーションされた絵が日本橋から京都まで載ってます。広重の描く美しい江戸の風景に妖怪たちが上手く溶け込み、見ているだけで楽しく癒されます。水木さんの前書きより一部引用。江戸時代は妖怪も人間も幸せだったようで、絵巻物や絵草子に妖怪がずいぶん出てきます。きっと、江戸の人たちは妖怪感度に優れていたんだろうね。いまの人たちは必死にはたらいて、いつも悲壮な決意を顔にみなぎらせているが、もうちょっと優雅にかまえたほうがいいかもしれんね。妖怪もこわがりますよ。 その点、江戸の人たちは生きる楽しみ、すなわち「遊び」というものを知っていたんでしょうね。妖怪を身近なものとすると、わりと楽しみが得られるもんですよ。