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2008年05月22日(木) 鬼太郎と行く妖怪道五十三次



歌川広重の保永堂版「東海道五十三次」をモチーフに、

水木しげるさんが妖怪を描き加えた遊び心満載の画集

『鬼太郎と行く妖怪道五十三次』を購入しました。

広重版 日本橋


水木版 日本橋


こんな感じにコラボレーションされた絵が日本橋から京都まで載ってます。

広重の描く美しい江戸の風景に妖怪たちが上手く溶け込み、

見ているだけで楽しく癒されます。

水木さんの前書きより一部引用。

江戸時代は妖怪も人間も幸せだったようで、
絵巻物や絵草子に妖怪がずいぶん出てきます。
きっと、江戸の人たちは妖怪感度に優れていたんだろうね。
いまの人たちは必死にはたらいて、
いつも悲壮な決意を顔にみなぎらせているが、
もうちょっと優雅にかまえたほうがいいかもしれんね。
妖怪もこわがりますよ。
 その点、江戸の人たちは生きる楽しみ、
すなわち「遊び」というものを知っていたんでしょうね。
妖怪を身近なものとすると、わりと楽しみが得られるもんですよ。










名塚元哉 |←ホームページ