「靖国」10数館が上映へ 新たに希望する所も上映中止が相次いだドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」について、北海道苫小牧市のミニ・シアター「シネマ・トーラス」や京都市下京区の「京都シネマ」など、全国の10数館の映画館が予定通り5月以降に上映することが4日、分かった。 ほかに上映を決めている映画館は、新潟市中央区の「シネ・ウインド」、広島市中区の「サロンシネマ」など。長野県松本市の特定非営利活動法人(NPO法人)コミュニティシネマ松本CINEMAセレクトも同市内での上映を予定している。各映画館には数日前から上映についての問い合わせが相次いでいる。 配給元のアルゴ・ピクチャーズによると、東京、大阪の計5館が4月の上映を中止し、名古屋の映画館1館も上映を延期。一方で、今回の騒動を受けて、新たに複数の映画館から上映希望が寄せられているという。(中日スポーツ 2008年4月4日 12時18分)-----------------------------(引用終了)----------------------------日本だと、ドキュメンタリー映画は、余ほど内容が良くない限りはヒットしないので、本来なら、ひっそりと上映され、ひっそりと公開が終っていたことを思えば、(わたし自身、稲田議員が問題視するまでは、 こんな映画があることさえ知らないぐらいだったので。)政治家から問題視されるとか、右翼の抗議とか、上映中止騒ぎとかは、逆に、この映画に箔が付くわけですし、興味を持って、見にいく人も増えるでしょうから、恰好の宣伝の材料になったのではないでしょうか。 今日の朝日新聞朝刊に、上映反対派の意見が載っていました。反対派の意見は、どれも映画は観てないが、反日的で人々が観たら靖国が叩かれるという、反日的な映画だから広まってはいけないと、映画を見ずして抗議しているのですが、映画上映を阻止する抗議ブログを作ったブロガーとか、嫌がらせした右翼の抗議は、返って映画の宣伝に一役買っただけではないでしょうか。もし、この監督が間違ったものを広めたいと根底に思っていたとすれば、この騒動はむしろ好都合であったかもしれません。