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2008年02月03日(日) 外から内から毒だらけ

ギョーザ回収直前JT株急落 監視委、情報漏洩調査 (1/2ページ)

中国製ギョーザ中毒事件で、日本たばこ産業(JT)の子会社で輸入元の
「ジェイティフーズ」(東京)が商品の自主回収を公表する2日前、
JTの株価が急落していたことが分かった。
JTは、ギョーザを食べた5人が中毒になったと連絡を受け、
対策を検討している最中で、この間に内部情報が広がった可能性もあり、
証券取引等監視委員会がインサイダー取引がなかったかどうか調査に乗り出した。
(以下省略)
(産経新聞 2008.2.2 09:53)


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インサイダー疑惑については、すでに事件発覚当初の夕方に、

ネット掲示板「2ちゃんねる」で散々指摘されていました。

10 :山師さん:2008/01/30(水) 20:53:02.73 ID:WVm/kjUa
JTの株価

   日付      株価  出来高
2008年1月21日 624,000  25310
2008年1月22日 595,000  33935 ← 千葉で親子5人が夕食後に食中毒
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080130-00000043-yom-soci

2008年1月23日 602,000  33751 ← 社長が餃子のリニューアルを発表した翌日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080123-00000017-maibz-ind

2008年1月24日 607,000  25576
2008年1月25日 610,000  25851
2008年1月28日 562,000  52602 ←※出来高!!!!!
2008年1月29日 577,000  36588
2008年1月30日 562,000  28426 ← なぜか1週間も経過してから事件が発覚し、
                         今日17時JT記者会見


発表までに1ヶ月となれば、先に知った人は多く居ることでしょう。

<中国製ギョーザ>新たに6パック外側から殺虫剤検出 兵庫

中国製冷凍ギョーザを食べた兵庫県高砂市の親子3人が中毒になった事件で、
県警は3日、輸入商社「双日食料」(東京都港区)から回収した
同じ製造日(昨年10月1日)の「中華deごちそう ひとくち餃子」6個の
パッケージの外側から、有機リン系殺虫剤メタミドホスを検出したと発表した。
高砂市と千葉県で起きた中毒事件の商品以外からの検出は初めて。
県警は流通ルートの確認を急いでいる。

 6個は小売店から「表面が液体でベトッとしている」とクレームがあり、
昨年12月28日に輸入元の「ジェイティフーズ」大阪支店に返品された。
1月8日に双日食料に持ち込まれたという。高砂市の事件の商品と
同じ製造日の商品を探していた県警が3日未明に回収し、鑑定していた。

 6個はいずれも未開封。うち1個はパッケージ表側の左上部分に
直径約1ミリの穴が開き、穴は裏面に突き抜けていた。
トレーには穴はなかった。ギョーザやトレーなどの鑑定結果は出ていない。

 県警はこのほか、別ルートで双日食料に返品された同一製造日の
未開封品20個も回収しており、引き続き鑑定作業を進める。

 兵庫県立健康環境科学研究センター(神戸市)によると、
メタミドホスは結晶状態で保管し、水などで薄めて使用するという。

(毎日新聞 2月3日16時14分)


ギョーザ中毒 2製品は別コンテナ 大阪、神奈川で陸揚げ 包装袋も中国製

中国製ギョーザ中毒事件で、千葉、兵庫両県内で被害を出した
2種類の商品は異なるコンテナで中国から輸出され、
別の港で陸揚げされていたことが2日、分かった。
商品の包装袋は同じ中国製だったことも判明し、
両県警は袋に穴が開いた経緯の解明に向け、流通経路の特定を進めている。
一方、ギョーザを製造した食品会社「天洋食品」では、
工場内で何らかの毒物を使っていた可能性が浮上。
中国政府の調査チームも来日し、原因究明が本格化する。

 両県警の調べなどによると、問題のギョーザを製造した「天洋食品」は、
自社で梱包(こんぽう)まで実施。日本への輸送は
商社「双日食料」(東京都)が仲介し、コンテナに積み込んで神奈川、
兵庫、大阪各府県の港で陸揚げしていた。

 問題のギョーザは千葉県の2家族が食べた「手作り餃子」と、
兵庫県で被害が出た「ひとくち餃子」の2種類だったが、
異なるコンテナでそれぞれ神奈川、大阪各港で陸揚げされていたという。

 陸揚げされたコンテナは「保税地域」で保管した後、
日本たばこ産業(JT)側が受領。同社が通関手続きを行い、
枝分かれするように各地の生協などに卸されていた。

 また、ギョーザの包装袋はJT側がデザインを担当していたが、
いずれも中国の「東洋制袋有限公司」が製造。納められた袋を使い、
天洋食品が工場内で袋詰めしており、中国側では一貫した生産、
管理体制が敷かれていた。

(産経新聞 2月2日17時2分)


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千葉は餃子の皮とアンから検出したが、兵庫は袋の外側から検出。

メタミドホスが検出されても穴の開いている袋と開いていない袋が存在するということは、

穴と毒に相関があるとは限らないということで、

穴の存在と袋の外側からの検出は、疑問点を広げただけにすぎません。

メタミドホスが検出されていない袋や、

他の中国製品も調べてみる必要があるのではないでしょうか。

検出されなくとも何袋かにひとつは穴が開いている袋があるかもしれません。

もしそうだったら、この穴は何のために開いているのかということになりますが。

穴と毒は別の視点でも見たほうが良いと思います。

しかも、検出された製品は、それぞれが別のコンテナに運ばれていることもあり、

そもそも日本では手に入らないメタミドホスが検出されてこと自体で、

中国で汚染されて運ばれてきたとしか思えません。

中国では禁止されたとはいえ、管理体制はずさんなもので、

未だに一般的に使われているということですから。

産経新聞 1月31日毒ギョーザ、中国では死者も ずさんな農薬管理

ただ、対策本部すら作らない福田政権を見ていると、

初めから中国との関係しか頭にないようですし、

マスメディアの報道も、やたら「穴」を強調しているので、

事件は真相が解明されず有耶無耶のまま終わりそうな気もするのですが。


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