昨晩の『NHKスペシャル・新型インフルエンザの恐怖』を見ました。日本や欧米の専門家の見解によると、H5N1型ウィルスが突然変異し、新型インフルエンザとなって流行するのは、時間の問題ということです。しかも、新型インフルエンザを発症した患者が世界のどこかで現れた場合、グローバル化された現代においては、1週間ほどで全世界に拡大するという恐ろしいデータもあります。新型が流行すれば、心臓の悪いわたしは、まぁ間違いなく死ぬほうに加わるのでしょうが、わたしが死ぬことはどうでも良くて、日本のみならず世界規模で拡大が感染したら、経済的損失は計り知れません。また著名な学者など有能な人材が新型に感染し、死亡した場合の、国家的・世界的損失も大きいです。SF小説や映画にありがちな設定ではありませんが、新型インフルエンザが人に発症感染したことが確認されたら、国家規模で優秀な人材は隔離するなんてことがあるかもしれません。すでに隔離する人のデータベース化なんてのも密かに行われているかも。ただ、NHKスペシャルを見ていると、厚生労働省は暢気なもので、感染症対策は企業や各自治体に任せっぱなしで、日本で感染者が認められた場合、感染者が拡がらないようにするのはどうすれば良いのかといったような、国家規模でどう食い止めるかという対策を真剣に考えていないので、感染者をある程度に抑え食い止めるどころか、かえって拡大させかねないほど信用がおけず、隔離する人のデータベース化なんてような、そんなSF小説じみたことをする次元にないとは思いますが。いずれにしても、国家に頼れない以上は、個人で自己防衛の情報を集め、対策が取れるよう心がけておく必要があるのではないでしょうか。新型インフルエンザについて読みやすい本を紹介しておきます。