市民ら350人、橋下弁護士の懲戒請求へ 光市事件大阪府知事選への立候補を表明した橋下徹(はしもと・とおる)弁護士(38)が、99年に山口県光市で起きた母子殺害事件の被告弁護団の懲戒請求をテレビ番組で視聴者に呼びかけたことをめぐり、全国各地の市民ら約350人が17日、橋下氏の懲戒処分を所属先の大阪弁護士会に請求する。「刑事弁護の正当性をおとしめたことは、弁護士の品位を失うべき非行だ」と訴える。発言に対しては、被告弁護団のメンバーが1人300万円の損害賠償訴訟も広島地裁に起こしている。 懲戒請求するのは京阪神を中心とした11都府県の会社員や主婦、大学教授ら350人余り。刑事裁判で無罪が確定した冤罪被害者もいる。 橋下氏は、5月27日に大阪の読売テレビが放送した「たかじんのそこまで言って委員会」で、広島高裁の差し戻し控訴審で殺人などの罪に問われている元少年(26)の弁護団の主張が一、二審から変遷し、殺意や強姦(ごうかん)目的を否認したことを批判。「許せないって思うんだったら、弁護士会に懲戒請求をかけてもらいたい」などと発言した。 17日に提出される懲戒請求書によると、元少年の主張を弁護団が擁護することは「刑事弁護人として当然の行為」と指摘。発言は弁護士法で定める懲戒理由の「品位を失うべき非行」にあたるとしている。 弁護士への懲戒請求は、弁護士法で「何人もできる」と定められている。請求を受けた弁護士会が「懲戒相当」と判断すれば、業務停止や除名などの処分を出す。 橋下氏は、元少年の弁護団のうち4人が9月に起こした損害賠償訴訟での答弁書で「発言に違法性はない。懲戒請求は市民の自発的意思だ」と反論した。15日、朝日新聞の取材に法律事務所を通じて「(懲戒請求されれば)弁護士会の判断ですので、手続きに従います」とコメントした。(朝日新聞 2007年12月16日08時01分)-----------------------------(引用終了)----------------------------今朝、朝日新聞を見て笑ってしまった記事です。17日に全国から同時多発懲戒請求されるのにも拘らず、なぜ、事前に朝日新聞がその情報をキャッチして記事にしたのでしょうか。懲戒請求者の中に朝日記者とコネがある人が存在しているのでしょう。しかも、橋下弁護士が大阪府知事選に立候補した途端に、全国各地からタイミングよく懲戒請求されたので、これは、都知事選挙が近づくたびに、過去の石原慎太郎氏のババァ発言を訴える女性たちが出てくるように、橋下弁護士の保守的な思想を嫌う人による、なんとか当選させまいとするネガティブキャンペーンの一環なのでしょう。 ところで、懲戒請求者の中の大学教授とは、山口県光市の母子殺害事件の裁判をめぐるテレビ局の報道が、犯罪者の元少年批判一辺倒で、放送倫理を逸脱しているとしてBPOに訴えている、「『光市事件』報道を検証する会」代表の浅野健一・同志社大教授にまず間違いないと思いますし、まぁ、橋下弁護士に懲戒請求した350人も、この会に所属する人がほとんどなのでしょうね。